CQ−WW−DX−CW 
      CONTEST参戦
主催 : 
後援 : 
日時 : 1999年 11月27日〜28日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄
 CQ−WW−DX−CW CONTEST

 さあ出発
 まだ夜も充分明けぬうちから起きだし、コンビニで食料を調達し、ガソリンを補給。
早起きをしたつもりだが、ポイント到着は、午前7時を過ぎていた。

 A−410
 ナガラの28Mhz用4エレ八木A−410を初めて上げる。
幸い風が無く、8.5kgのアンテナは当初の心配をよそにスムースに上がった。

SWR
 この時点で既に午前9時を過ぎた。
CONTESTが始まり、北米が全開の様でバンド内が騒然としている。
SWRはカタログ値と比較して絶対的には上げ底で高め。

 ZLOG
 28.000から順にCALLする。
ZLOGでF1bは自分のCALLを、F2bには交換NOを保存しているので、F1キーとF2キーの交互動作でQSOは成立し、ログのキーインだけで軽快だ。

 CQ
 空き周波数でCQを連呼開始。
国内局なら充分キーイン出来る速度でも、プレフィックスやサフィックスの構成の違いにまごつく。
一瞬、頭が止まる間にコールは終る。
どぎまぎしながら、再送要求で交信を成立させる。

 FT767GXXにリリーフ
 FT847は故障気味で、静かな周波数ではスケルチが掛かり受信しない。
補完で持参したFT767GXXに交換したら、FT847より断然聞き易。
欠点はIFフィルターが500hzでハードなCONTESTでは2局の重なり幅が広過ぎる。
DSPの生活に慣れたのDSP無し機は辛い。

 21Mhzアンテナを
 午前11時半を過ぎるとシベリアのUゾーンが入り始め、北米の潮時を告げる。
一旦QSOを止めて、21及びローバンドのアンテナ設営を始める。

 ローバンドのアンテナは駄目
 10mポールの上に4.5mポールをつなぎ、先端からローバンドのINVを、中程から21用3エレ八木を張る構想。でも隣の28八木のステーを跨げなくINVが脹れない事に気が付いた。
28八木を下ろす元気は無い。21八木のみとした。
狭い場所では、高い方から低い方に張るのが手筋の様だ。

 21はロングパス
 午後2時前から、21の信号がたなびいて了解出来ない。
とにかくアンテナを南西に向けて南アメリカ方面からやアフリカやヨーロッパのCQを時間を掛けて追う。
ゾーン35のアフリカ局とQSO出来た。
スカンジナビアの入感開始はEUの聞こえ始めだった気がするが、今日はヨーロッパの最後に開けた。

 21/28の店終い
 午後7時には28はクローズダウンし、21は午後8時を過ぎからビッグガン局ばかりとなり全てDUPE。
昼間の手抜きでローバンドは無いではそろそろ寝る。

 寝苦しい、でも突然朝が
 車の後部は狭苦しいが寝てしまえばそれまでと思った。
でも2〜3時間した後は目が開く連続だ。
うつらうつらしていると車の通り過ぎる音。はたと時計を見ると既に午前6時20分だ。
いけないと思い、直ぐに起き出す。

 発電機は順調
 寒い朝は発電機に霜が凍り付くと掛からない事があるが、直ぐに掛かり救われた。
14Vドライブ機は、車のバッテリーに繋げるが、FT767は100Vなので、これからは不安を持つ時期だ。

 21はW全開
 6時半から21でCALLを始めたが、アメリカの各局は信号が強く、都度一発で取ってくれ軽快だ。
21.05を過ぎると町の景色も変わり、JAのCQだったり、カリブのパイルだったり、CQの応答も馬鹿丁寧だったり。順にサーチし終ったので終端付近でCQを出す。

 他局は多エレ?
 CQにぼつぼつ応答は有るがやはり低調。
これは自分の信号が弱い証拠だが、これ以上の改善は出来ず。
その後JAのBIGガンをしばし聴講する。
自分にはカスカスでもしっかり一発で取れている事は、多エレで相応の利得を稼いでいると推測。
3エレの自分は身分相応で直ぐに諦める。

 店仕舞い
 強力だった北米の信号も弱くなり、それまで無かった再送要求が始まる。
午前10時を境に衰えフェードアウトへ。
午前10時半で当局も店仕舞いとした。21/28の八木をしまい、積み込みが完了するのに2時間半を要した。

 成績   Zone C'ly
QSO's QSO Points Multi. Multi. Score
21 MHz 213 -> 612 x 25 + 45 =
28 MHz 208 -> 599 x 19 + 35 =
All Bands 421 -> 1,211 x 44 + 80 = 150,164

 総評
ローバンド抜きでは夜は駄目だ。
CQ中心と考えたが、午前の北米ではどぎまぎし、慣れた頃にはフェードアウト。
午後のロングパスはエコー攻めで自信を喪失。つまり、歳は取っても腕は若輩だ。


                                 JE1RRK  山崎喜久雄
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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る