ARRL DX CW Contest参戦記 | 主催 : 後援 : 日時 : 2000年 2月 19/20日 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
いよいよ本年初戦 New Year Party・兵庫Contest・埼玉Contest・京都Contest・関東UHFContestと数戦に参加したが、いずれも合間をぬっての短時間か迎撃専門。まともに向うのは本年初戦。 繁忙を極めた仕事も週末には一段落したので安心して臨める。 車の調子 朝5時に目覚し時計で起床。 6時に出発し、コンビニ経由で山に行く。途中砂利トラのコンボイが延々と続く。 景気は回復基調で建築土木業界に活気がさした?登りに入るとエアコンが勝手に働き出す。 先先週にエンジブローで修理に出したこの車。エンジン音は快調だが、果たして大丈夫か心配? 現地の状態はOK 午前7時に現地着。 先客無し、山道の凍結無し、残雪も無し。 まずは21の3エレを上げる。CQーWWはSSB/CW共に21が一番良かったので、その実績を買う。 更に14のDPがすぐ上がる様に、ステーのリングに細い紐を通しておく。 準備万端 8時50分に準備完了。 SWRのDIPはセンターで21.200。その為に両サイドが高く、CW開始の21.000では1.6迄上がるが我慢とする。残り10分でPCの時刻を合わせ、ZLOGを立ち上げて後5分。スタートの緊張が高まる。 21でスタート 21.055付近でCQで開始。 直前のVVV効果で最初から期待したCALLがある。でもその後が続かず、場所を転換し内側の21.042付近にシフトしたが、大差は無い。 通算15分間CQを連呼したが、待ちぼうけは嫌なので、21.000から順にコールする。 コンデションが悪い WのビッグガンでSが5〜7、最強でもS9だ。 コンデションが悪い証拠だが、これでは当局がいくらCQを連呼しても呼ばれないのは当然だ。 VP5もCQを連呼しているが、Wから呼ばれておらず、悪いのは日本だけではなさそうだ。 14は更に悪い 21が駄目なら28も駄目だろう。 ならば14は良いとの期待で10時10分に一旦電源を切り、14のDPを設営する。 SWRは完璧で30分で設営。期待を込めてワッチするが、大外れで14は更に悪い。Wはほんの僅かに聞こえるが、コールしても無視されるか?止まり。その後、やっと1局CFM出来た。 ローバンドDP 正午から1R9+3R5+7の3バンドDPを上げる。 21用3エレの上に4.5mポールを継ぎ、そのTOPにDPのセンターを取り付けてINVで張る構想。 でも重くて上がらない。TOPに重心が有るので上がるほどに曲がり、その荷重が今から上げるポールに掛かる。苦心惨澹の結果ようやく上がった。 これからポールの継ぎ足しは軽量化が必要。 21フェードアウト 28の4エレ八木を準備はしているが、ローバンドDPを上げる作業で疲れ果てたので上げるのはやめた。 21が悪い時に28が良い事は無いとの過去の経験を正当化する。 午後2時半に再び電源を入れると21はフェードアウト済み。 南米局のCQが鳴り響くが呼ばれておらずそちらもフェードアウトの様だ。 中休み 1R9のSPLIT操作を確認した。 ローバンドは陽が落ちてからが相場なので、中休みとなる。 霜柱で盛り上がった道をブーツで踏みながら周りの山道を散策する。 7Mhz 午後4時半、7Mhzを聞くとJAからCQを連呼している。 空振りが殆どだが、時折QSOが成立している。JAの交換番号はKWでW側の信号は殆ど聞こえない。 数局のWからのCQにはJAが群がっている。相手の応答を確認するのが苦しい。 皆良いアンテナを使っているのだな〜? 午後6時過ぎには、信号は依然細いながらも安定したQSOが出来始めた。でもしょせん局数は少ない。 3.5Mhz 午後6時半、3.5Mhzを聞くとJAからCQを連呼している。 空振りが殆どだが、時折QSOが成立している。7との違いは相手の信号が全く聞こえない。 VKからもCQは連呼されているが、Wの応答は無い様だ。 気長に待つと、やがて相手のCQが確認出来始め、やっと1局CFM出来た。 1R9 午後8時半、JAがCQを出しているのでワッチ。 指定周波数に切り替えるとたまに応答がある様だが、当局には全く聞こえない。 ローバンド CQを連呼しているOMも多々居るが、聞いていると総じて応答は少ない。 コンデションが悪いのが1番の理由だろうが、3R5ましてや1R9の世界は、Wと言えども移動で安易にQSOが出来る領域で無いと感じた。 駄目な物に執着しても無駄なので午後10時には仮眠した。 寝心地 前回の耐寒訓練の反省事項を履行し、より快適に眠れた。 午前2時に目が覚めたが、目覚しが無い事から、次は午前4時。そして3回目は午前6時で慌てて起きた。 やはり快適に寝られる様になった分、寝過ごさない様に目覚し時計が必須だ。 21再開 午前6時、天気予報通りに粉雪が静かに舞っている。 早速21をワッチ開始。なんともう開いている。強い音色の割にはSは5〜7でまだ本物ではない。 P49やWP3もCQを連呼しているが、応答が無い、有っても?が多い。 6時20分 コンデションが少し上がって来たのでJAからのCQも始まった。 まだ空振りが多いのは当然だが、時々CALLは有り、Sは3〜5でまあまあ。 同じ待つならCQを出しながら待った方が得策と判断し、CQを出すとボツボツ応答があるではないか!7時を過ぎると両サイドの抑圧がきつくなり、本格的に始まった事を知らされる。 正午で打ち切り コンデションは半開だが、正午まで粘った。 CQでは応答が少なく、思い出した様によばれる程度。呼びに回っても昨日からのデュープが多く、1回に2〜3局しか増えない。正午にはフェードアウト待ちになるので、止めて撤収に入る。 参拝 朝方は静かに舞っていた雪は、午前9時頃に辺り一面を真っ白にしたが、やがて雨に変わり、それも昼前には上がった。 撤収は晴れた下でゆっくり進めたが、午後2時半には終った。 ついでに山の上の寺院に参拝し、更に上の頂上に登った。青梅マラソンを激励する太鼓の音が頂上まで聞こえる。 頭痛 参拝後、車に戻って午後3時。 このまま帰るとまだ交通規制で駐車場に入れないので少しこのまま寝る事にした。 スリーピングモードに入ると、いつしか熟睡し、ハッと気が付くと午後4時だ。 寝た後はいつも気分は良いのに、何故か頭が痛い。 揮発油 思うにガソリンタンクのバルブが甘く、いくら絞めても締まらなくなっている。 よって揮発性の高いガソリンは、その隙間から車内の天井に充満を始める。この時に車の窓が空いていれば、外の空気と交換されクリヤー。 しかし窓をしめたままで、座席で寝ると顔の部分が揮発油層に辺り、吸い込んで中毒となると分析した。 大ひんしゅく 帰宅後は当然ながら気も緩み、お陰で5時間も頭痛でうなった。 妻には大ひんしゅくで『外のトラブルを中に持ち込まない様に』さんざん説教を頂いた。そのとうりだ。 成績 周波数 交信局数 マルチ 3.5 1 1 7 28 8 14 1 1 21 279 47 計 309 57 SCORE=52,839 21のマルチ VEは13の内、僅かに4州しかGET出来ず。Wは48州+DCの内、43州を GET。残りはDC,Louisiana,Montana,Nebraska,North Dakota, South Dakota。当初の意気込みに反して寂しい結果のContestだった。 |
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編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |