CQWWDXCW
      
Contest参戦記
主催 : 
後援 : 
日時 : 2000年 11月 25日〜26日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 21Mhz用の3エレHB9CV
 平成12年11月25日土曜日、午前5時に目覚し時計で起床。
近くのコンビニを出る頃には午前6時を回っていた。
高指山は無人で、まずは21Mhz用3エレHB9CVを上げる。
SWRは1.5の範囲が21.050〜21.350の300KCで両端は高い。
リグのセットが出来た頃には、時間切れでアンテナは無調整でスタートする。

 ビッグガン
 9:00(JST)、まずは21.000から上へサーチ&CALLを行う。
パイルはスキップし、30分後に上端に行った。
ビッグガン各位はオペレーションテクニックは勿論や耳も良い様で、1発でコピーしてくれて気持ちが良い。

 貧弱なCQ
 次はCQに切り替えたが、応答は1〜2分に1局で、10分後に周波数を取られる。
そして20分も経たないうちに呼ばれなくなるが、これ全てこちらの電波が弱い証拠だ。

 北欧
 過去の経験では、午前は北米と南米、午後はEU(ヨーロッパ)が相場。
でも今回はCONDXが良いのか午前からEUが入る。
オランダ、フィンランド、スエーデン、ノルウェーの北欧部に限定されている。

 14Mhzは無し
 ここはハイキングの通過兼休憩ポイントである。
10月末のWWPHに比較してむしろお客は多い。
タイヤベースでもう1本ポールを建て、八木のポール間で14のデルタループを上げる用意をして来たが、設営はやめた。
面倒な事もあるが、設置予定場所にハイキング客が適宜入れ替わりながら、休息で居るので遠慮した。

 AFRICA
 午後1時半(JST)に9G(Ghana)を発見。
ショートパスで数回CALLしたが無反応。アンテナをLPに向けたらやはりWORK出来た。
EUの合間のアフリカはパイルになっているのでわかり易い。
午後3時頃にWORKしたSU(Egupt)はイージーだったが、午後6時頃にCN(Morocco)をWORKした時は待ち行列で随分と待った。
何十回もコールを繰り返していると3エレ50Wでは駄目だと弱気になる。

 Call要領
 機関銃の様に裁いても何%かは一発では取れ無いはずで、一瞬の対応遅れの微妙な隙間にCALLすれば取って貰える筈だ。
CNの時はまさにそうで、一瞬の空白のCallでアンサーバックが有った。
歳を忘れて嬉しくなる一瞬だ。

 中東
 AFRICAやカリブについでQSOの難しい地域の一つに中東が有る。
アンテナを常設してアクテビィティが高ければ、いつかは出来るだろう。でも移動だけの無線家はこの時しかない。
A4、A6と立て続けにWORK出来た。
QSLINFを得るには手間を食うがCFMする可能性が出来る。

 砂利は無い
 いつも夕刻になると、EUの局数は増えても信号が砂利付き、聞き辛いのが相場。
でも今日は朝の北米並みにクリヤーで且つ強い。
昨年のWWとアンテナや無線機は同じだが、ロケを変えたからからだろうか? それともCONDX?

 OCへ転換
 午後8時半(JST)を回るとEUからの応答は急に?や無反応が増えた。
バンド全体にノイズが増え、EUの終息を知らせる。
アンテナを南に向けASIAやOC狙いに切り替える。
まだZLやVKが無いが、丁度人気絶頂で呼ばれている中に参加しWORKする。

 車中泊
 夜は10時前に横になる。
ホカロンを足先や腰、そして背筋に入れて寝袋に入ったので寒く無かった。
でも朝5時過ぎに小便に行きたくて目が覚めた。頭も痛いがこれは体が弱いからだ。
むずむずしていると車が横に止った。窓をノックされた機会に起きた。

 カリブ
 アフリカはヨーロッパから近いし、カリブはアメリカから近い。
いずれも日本から遠いので稀少価値がある。
反対に日本から雑魚のOCをEUが連呼するのは、同じ理由だろう。
そのカリブも2日目となると値下がりで求めやすくなる。
そうは言ってもパイルの中でCALLを認識するのに5〜10分を要する。
CALLに加わってからもWORKする迄10分以上を要する。
歳を忘れて嬉しくなる一瞬の為に何十回か呼ぶ。
C6(Bahamas)、CO(Cuba)、ZF(Cayman)、J3(Grenada)、PJ2(Bonaire Curacao)、J7(Dominica)と、今回は自分にしては大漁の部類だ。

 ZLOGCCC
 1年間ZLOGはWIN版を使用してきたが、どのVerも誤動作で安心した操作が出来ない。
原因は自分のPCに有ると考えられるが、原因は別にして処置はDOS/V版に変える事で回避した。
WWはZLOGCCC> CCCWW −CWで起動し、DATAはCQWWCW2K.BINとした。
SCOREやレートも標準で表示され、何よりもバグが無く完璧で信頼出来るのが良い。
CCC.CFGをContest用に事前編集が必要。
B2TWWでバイナリーをTXTに変換し、更にT2LOG.COMで印刷する。

 シングルでも楽しめる
 21MHzシングルバンド 3エレ HB9CV 10mh
378QSO、 1,051点 x( 31zone + 79カントリー)= 115,610点
1ヶ月前のPhでは28MHzシングルバンド 4エレ 八木10mh
305QSO、865点*(30zone+60カントリー)=77,850

昨年のWWPhは3BAND、WWcwは2BANDで臨んだ。
よって局数は少し多いが各バンドのzoneやカントリーの内容は軽薄だ。
QSO可能な地域が時間と共に変化するDXはシングルバンドでも充分楽しめる事がわかった。
利点は装備が軽くなり、設営や撤収も楽。全て24時間程度ですが夜は車中泊です。
 以上

ご意見、ご感想、ご質問等有りましたらお願いいたします。je1rrk@cqjapan.com 山崎
編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る