ARRL 10m DX Contest参戦記 |
主催 : 後援 : 日時 : 2000年 12月 9日〜10日 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
スタート
移動運用は、場所の確保・アンテナの組立・リグやパソコンの立ち上げと開始前はいつも忙しい。 今回も例外では無くスタンバイ出来たのは8時50分で余裕が無い。 参加するだけとは言えど、やっと準備が出来たばかりで、気持ちが落着かない。 CQから 午前9時はWとのオープンがピークの時間帯で、以降フェードアウト迄1〜2時間しかない。 CALLから始めると一巡後には有益な時間が少なくなる事から、最初からCQで臨む。 1時間後の10時で52QSOとポツポツながら堅調。 アルゼンチンが主役 10時半にCQを出してもCALLが来なくなったのでCALLに回る。 そして11時には雑音が大きくなりWの姿が消えた。 その変わりにアルゼンチンが主役になってJAやWからのCALLを裁いている。 Wは同経度からかSAはいつでも可能の様だ。 ASからEU方面へ アンテナは北東のNA/SA方向のままだが、東南ASIAは同経度からかサイドなのにQSOが可能。 そろそろQSO可能地域の主流がEUへ変わる時間なので13時50分にアンテナをの北西に向けた。 一発目は景気良くZS(南アフリカ)だ。 ミクロネシア
KH0局は14時20分で既にNoは658だ。JAは勿論DXからCALLを連続的に受けており、絶え間が無い。2局/分を5時間以上も連続的に維持しており驚く。 UzoneへCQ
午前の北米や南米が終わり、午後のEUが14/15/16と聞こえ始める迄には少し時間が有る。 この時間はUzoneが主流、CQを出すとNA以上にCALLが有り、ここでTOATAL200QSOを実現した。 今日は質より量の様だ。 EUはクリヤー
午後6時になると、それまで雑音が気になっていたEUの信号は澄み渡り、早朝のNA並みだ。 局数も充実し、CWではQRV周波数は28.100を超え、午前のNAと比べ遜色は無い。 フランス・ドイツ・イタリアを中心にUzoneや東欧も混じりながら、午後7時前に300QSO。 この時間帯はCWのCQは空振りだけなので、SSBでCALLした。 EUの後はAF
午後7時を過ぎるとEUのCWは弱くなりノイズに隠れる程に。 急いでSSBに切り替えると、先程までズラリ並んでいたEU局も退散した様で裳抜けの殻だ。 そして残ったのがAFでZS5、FR5がパイルを裁いている。10mマンはマナーが良い様だ。 初日のラスト
EU/AFも後は、AS/OCで締めくくる。ZL/VKは当然として、CXが午後7時半にQSO出来た。 SAは対照圏現象でいつでもQSO出来る証明? バンド内は先程のAFのパイルが延々と続いているだけなので午後8時に店仕舞いをする。 朝の北米
2日目は朝6時に起床。気の早いJA各位はすでにCWでCQを連呼しているが空振りの連続だ。 やがてWのビッグガンのSが3〜5となり、やっとQSOが可能なレベルに上がる。 午前7時には更に上ったが、JAのCQに応答するWの一般局の信号はまだ弱い。 これでは自分がCQを出して、応答が有っても充分コピー出来るレベルでは無い。 北米へCQ
朝7時半、Wのビッグガンは全開と思い、ここでCQを連呼するが10分間も応答が無いので、SSBへ転換し順にCALLする。 一巡後の9時から再度CWでCQを出すと今度は40〜50局/hペースでやっと呼ばれる。 9時15分に今回の目標の400QSOをクリヤー出来た。 午前10時で終了
もう少しは呼ばれ続けるとは思うが、興味が湧き起こる程には呼ばれない実力でしか無い事をすっかり自己理解した事から、午前10時でPS−OFFとした。 440QSO。昨年よりQSO数は減少したが、QRV時間の差で相対的には同じ。 CALL頂いた各局へ
DXに混じりJAの各局からも10局程度のコールを頂きました。有り難うございました。 |
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編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |