オール群馬 CONTEST
         参戦記 優勝
主催 : 
後援 : 
日時 : 2001年 5月19日〜20日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 今回の作戦
 HFマルチCW部門とし、1999年の自己成績(448QSO,278208点)を目標とした.
20−24の前半は1R9・3R5・7で、翌日の後半は7・14・21・28で稼ぐ作戦.

 アンテナ
 1R9:給電14MH、3R5DPの両端にトラップを入れて延長、1910でSWR1.5。
3R5:給電14MH、フルサイズDP、DIPは3537でSWRは1.0、左右両端が1.5の理想形が、
隣に上げた21/28CQの影響で、DIPは3515で1.5、他は1.8でフラットに干渉を受け変化した。

7:DP 給電14MH、SWRはGOOD
14:DP 左右端は12mh,V底給電は7mhでもSWRは最高
21:CQ 給電10MH、DIPせず,あせった。TOPの左右接続端子が錆でNG交換でOK。
28:CQ 給電10MH、1発でOKだが、21の道連れで3回の上げ下ろし。


スタート
 どうせ落胆するのを見通せても、スタート前はいつも期待と不安が交錯する。
まずは3R5でCQを開始。果敢なパイルも想定したが、こちらの能力を見越してか1局づつ順に呼んでくる。6エリアの遠距離がノイズぎりぎりのCONDX。

 1R9
本日夕方は雷雨。特に赤木山方面は真っ暗だった。
その余韻で1R9は午後10時時でも空電が頻発し、CALLやNOの一部が消されて1発ではとれず、再送要求を多発。

 7は元気
 1R9や3R5はやがてCALLが途絶え、7へQSY。
ロカコンでも7は花形で、一時はQSOレート(但し10局)が110を超えて充実した時間を過ごした。
それもやがて引き潮となってQSY。

 空電は楽に
 夜も11時を過ぎる頃から3R5では空電は気にならず。
1R9でもインターバル的にもレベル的にも落ち着き始めたが、時既に遅くContestは中休みへ。

 後半開始前
 午前6時から後半が始まる前に各BANDの様子をザーとワッチした。
1R9・・・何も聞こえず,やはりQRV可能な時間帯は昨晩のみ。
3R5・・・和文のラグチューが盛ん。4エリアはフェージングで、昨晩同様に遠距離は弱い7・・・・・朝6時前と言うのにLSBでは多数の局がラグチューし、バンドは開けている14、21、28・・・何も聞こえない。
SWR点検は良好。

 後半は7で開始
 出足は3R5に期待したが、すぐに無駄と判断し7へQSY。
それも呼ばれず、致し方なく呼ばれている他局の様子を暫くワッチした。
すると僅かに聞こえる信号は勿論,当局には全く聞こえない信号ともQSOをしており、大いにショックを受ける。こんなにも違うものか、何がそうしているのか悩む。

 14〜28の動向
 今悩むのは無駄なのでハイバンドに期待し、様子を探る。
いずれのBANDも寂しい限りで先が思いやられる。
熟睡してないので,やる気も萎えて急に疲れ眠くなる。
14では北海道や九州からクリヤーな信号が来るのでCONDXは悪く無い筈だが、後続局が居ず、すぐに途絶える。

7に腰を据える
ハイバンドが駄目なら残るは7Mhzしか無いので,ジックリ構える事にした。すると
それを見越していたかの様に、CALLを受け始める。暫くで引き潮に。

 14〜28
 CQではQSOが増えないので、マルチ拾いを優先的に行う。
他局が呼ばれていると、自分もCQへ転換したい衝動にかられ、且自分だけが呼ばれないかの疑惑に葛藤
する。

 目標vs実績
 1R9と3R5はワイヤーアンテナ強化で成績を伸ばし,ハイバンドは堅持して目標をクリヤーする皮算用。
実績は前者が堅持で後者は大幅な後退になった。
これらの原因はハイバンドCONDXの低下と、HAM人口によるContest人口低下の複合原因と推測する.

前半で220QSOなら、倍の時間がある後半ではレートが半分でも440で目標を捕らえる目算だったが,現実は厳しく2日目レートは初日の半分にも及ばず、400QSOにも満たない成績に終止した。

 <2001年結果>
 バンド  交信局数  得点  マルチ
 1.9 MHz        55       165      32
 3.5 MHz        81       243      38
  7 MHz      175       525      51
  14 MHz        37       111      22
   21 MHz       21         63      15
 28 MHz       18         54      14
合 計       387      1161 ×  172 = 199692

 <1999年結果>               
 バンド  交信局数  得点  マルチ 
  1.9 MHz       59       177      31      
  3.5 MHz       80       240      40     
    7 MHz      154       462      50       
   14 MHz       70       210      38
   21 MHz       54       162      28
   28 MHz       31        93      20
  合 計       448      1344 ×  207 = 278208

 1999vs2001
 1R9 結果はほぼ同じ、前回よりアンテナを長くしたが報いられなかった
3R5 こちらもほぼ互角、アンテナは前の短縮からフルサイズに変えた努力は実らず
7   ハイバンドが振るわなかった分を7に負担して貰い、20局多いが、マルチは同じ位
14  局数は半分でマルチも16少ない
21  局数は半分以下でマルチも13少ない
28  局数は約半分でマルチも6少ない
ローバンドは堅調だったが、ハイバンドはことごとく劣る。

課題@蚊対策 雨の前後は人間へ虫が集まる、殺虫剤や虫避けを準備する。
    
課題Aハイバンドは八木へ
  今回は1R9+3R5、7そして14と1本のポールから3本のDPを上げ限界を
感じた。14を外し2本なら今後も可能。CQはまた縦棒を折った.Qマッチ先端の
バランが意外に引っ掛かり,上げる瞬間に折れたようだ.もうこれ以上神経を使うのは
辛い.八木の方が楽だ.アンテナ設営工事で合計7時間を要した.

課題B1R9
  1890kCのDIPを左右10cm短縮で1900kcへ、更に左右10cm
短縮で1910kcを狙ったがなぜか1912kcより上に移動。片方だけを5cm
延長(L−10−10+5)してSWR1.5を得た。後日、もう片方も戻す事.

課題C発電機はフルチョークで
新たな心配の種と化した発電機だが,フルチョークで引けばかかる事を20日朝に試
し成功した。以前半チョークでヤット掛かったが,今朝はフルチョークの2回目で掛
かった.

以上

 
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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る