全市全郡 Contest 
            参戦記
主催 : 
後援 : 
日時 : 2001年 10月6〜7日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 シングルバンド
 平成9年から5年間、マルチバンドの電信電話や電信に傾注して来たが,これからはシングルBANDだ.
マルチバンドの移動運用では、アンテナの建設や調整で約10時間、撤収でも3時間以上を要する。
ALL−JAやACAGでは翌日の撤収となり、多くの時間を要し、体力的にも辛く、身の程をわきまえる。

 21Mhz
 周波数は21とし、モードは局数の多い電信電話とする。
卒業の度に14,7とシフトダウンすれば永久に楽しめる計算だ。
過去5年間のマルチの経験で各アンテナは全て揃っている。
21Mhzは3エレと1エレループ、14はヘンテナと1エレループ、7は1エレループとDP。

 ZLOG
 WIN95機にZLOG1.9Jをロードして動作を試みるがNG。
現象はマルチを入れても受け付けないzlogのホームページで指示するxpo.datやacag.datは同じホルダーに有るがそれでも駄目だ.
時間が無いので,WIN98SE機で試すとバッチリなので、急いで乗り換える.
パラレル出力のコネクターがノートPC筐体に当たるので,当たる方のコネクターケースを外し薄くして望む.

 過去の記録と目標
 過去3年間のF21M実績をJARL-NEWSで調べる.
1998年そして1999年と優勝は8エリアだ。
ALL-JAはEスポが開けるので,6や8の優勝は納得だが、ACAGも8エリアとは意外だった。
優勝には10万点が必要で、H・M・L共に10万点を上げた局は@6エリアA8エリアBハイパワーの3択だ。
目標はその3択要素を除いた過去3年間の最高点、1998年2位の71,951点とする

 場所を確保
 正午に高水着,遅い出発は場所の確保が心配。
ここは、北半分は開けても南半分が山で覆われ、ロケ的には2流以下で、無線に来る人も少なく無事確保。
ロケは不満だが、身分相応で我慢。

 準備OK
 アンテナはコメットの3エレHB9。
9月のSCANDINAVIAN Contestを利用し、ここに出張してアンテナやリグ類のを点検を事前に済ませたので今日の設営は淀みない。
SWRは1.3/21.000、1.2/21.075、1.0/21.150、1.1/21.300、1.4/21.375、1.8/21.450で良好。
丸2年を要し、さんざん苦労したパソコンVOICE-MEMORYも確認OK。
後は出番を待つのみ.

 本番待ち
 午後2時過ぎから本番の9時まで7時間も休みがあり、シングルバンドは楽過ぎて時間をもてあそぶ。
場所の保証が有れば更に数時間遅れての出発で更に安楽だが,無い時の悲劇は避けられない。
午後6時にはすっかり暗くなったので暫く横になった。久し振りに入賞の可能性を秘めたシングルバンドに挑む興奮からか、結局眠れず。

 いざ本番
 開始3分前から、周波数の確保に入る.一番前の席が空いているので、ここに座る。
久し振りの電話Contestで声がこわばるが、まずまずの出足。
今回の武器のVOICE-MEMORYも順調だ.
ハンドMICを左手で握るので,右手中心のキーボード操作は不便だが、慣れれば気にならない。
CWに切り替えた瞬間に来たCALLは、自分と酷似のCALLでまごついたが、相手の再送で救われた。

 初日QSO経過
  [21]   73 、 [22]   37(13)   、 [23]   31(13) 、 [00]   16(2) 、  [01]4(4)
21時台はSSBだけ。
最初は沢山CALLを貰えたが、先は長いので閑散となっても時間を引っ張った.
午前0時を回ると1段と呼ばれなくなり、午前1時過ぎにはコールが無くなったので休む。
どうせ早朝は呼ばれないと仮定し、目覚まし時計は朝7時とした。(括弧内は電信の内数)

 朝は快調
 7時過ぎに電源を入れたら、6や8にその中間のエリアが聞こえる。
仮定とは異なり嬉しい誤算。
先は長いとは言え,この時ばかりはゆっくりは禁物。
バンドの端からNEWを順にGETしていく。
21でも50と同様に朝晩は伸びる・開けると改めて知らされた.

 DX&ローカル
 8のマルチを追いかけるのでANTを北西に向けていた。
DXでもContestが催されている様でこの時間はWのCQも入る.
奥武蔵グリーンラインのCQも直進で入り、バンド内のモガモガが凄い.
ANTを南西に向けて静かにし、地道に都心のマルチを追う事にする。
朝のオープンのピークを過ぎても一部の6や8局は継続して堅実に入感しており、自分の入賞に暗雲が出る。

 第2ラウンド
  [07]   12(12) 、 [08]   16(8) 、 [09]   22(3) 、 [10]   28(7) [11]   16(7) 、 [12]   21 、 [13]   22(11) 、 [14]   15(2)   (括弧内は電信の内数)
 2日目の昼までは耐えたが,今夜の9時までが長くて辛い.
CQは絶えず出してもCALLが無い。
ロケ・アンテナ・無線機と始めた時点で条件は決まっている。
曖昧なのは本人の能力だけだ。
160+20*7=300 
この式は昨晩160出来たので、今日は1時間に20局ずつやれば7時間後に300を達成する。
実際も14:04に達成し、計算との狂いは僅かに4分だ。

 更なる皮算用
 300+15*7≒400 300局を達成した時点で更なる皮算用を積んだ。
この後は更にDUPEが進むので1時間に15局がいいところだ。
残る7時間を15局ペースが維持出来れば目標を達成.?

 第3ラウンド
  [15]   20(13) 、 [16]   17(12) 、 [17]   16(9) (括弧内は電信の内数)
 午後5時から6時台に西方面が広く開けたので、落ちかけたペースを維持する事が出来た.
アンテナは南東でも入感はしたが、応答は無い。
南西に向けたら次々に応答が有った.
またこの事は朝のオープン同様に21の特性を再確認した.

 フィナーレ
  [18]    7(3) 、 [19]   10(5) 、 [20]    3(2)  (括弧内は電信の内数)
 すっかり辺りが暗くなった午後6時過ぎには西方面はフェードアウトし、BAND内が静かになった.
この後は午後9時まで、呼べど叫べどCALLに恵まれず、無駄な時間を過ごした事が分かった.
気配で躊躇はしたが、来年もACAGは21なら、早めに帰ろう.

 最終結果
 バンド  交信局数  得点  マルチ
  合 計       386       386 ×  202  =  77,972

目標とした71,951点はクリヤー出来たが、腹八分の満足度である。
来年も21をやるとしたら

@サーチでは都内が聞こえて当局が聞こえない3・4エリアが多数あり。
より開けた場所が欲しい。

A2日目朝の起床は7時から6時に変更する。これにより朝のNEWマルチを丸ごと稼ぐ。

B夕方の他エリアが開けた後は、待ちぼうけを喰う事無く,早退する。約2h?

 JARLへ電子ログで提出
 操作は最後で悩む。
ZLOGの***.TXTをCOPY後にLOG窓に貼り付けて、下のボタンを押すとLOGの部分が表示されない。
実は上から下へトレースすれば続いて出て来るのだ.それを丸ごとCOPYしてOUTLOOKでE−MAILする。

以上

 
ご意見、ご感想、ご質問等有りましたらお願いいたします。je1rrk@cqjapan.com 山崎
編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る