ARRL DX Phone Contest 参戦記 |
主催 : 後援 : 日時 : 2002年 3月2日 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
14Mhzにトライ 過去21や28を中心に移動でDX Contestにトライして、それなりに楽しめた。 今回は14Mhzにトライする。21では3エレHB9CV、28では4エレ八木を使用し、移動でも一応楽しめる環境が出来たが,14は移動用に八木アンテナが無い。 八木アンテナ 前のサイクルでは14Mhz移動用に2エレ八木,そして3エレ八木アンテナの自作にチャレンジした。 市販の14Mhz用アンテナは固定用に耐久性重視で作られているので必然的に重い。 重量超過は移動には最大の欠点で、それが故に自作したのだが、既にそれは無く、且つ改めて作る元気も無い. ヘンテナ 数年前に14Mhz用に自作したヘンテナがあるのでこれを使う事にする。 1年以上使ってないが点検しながら組み立てれば良い.10mポールに4.5mポールを継ぎ足してもオーバーラップを除くと13mh程度となる。 これでは下端が2m位になるので、3mポール*2本を継ぎ足して15mhにチャレンジを併せて試みる。 曇天 3月2日の朝5時半に起床し,現地に7時に到着.予め昨晩下見を行い,雪の心配は無い事を確認済.まずは15mhにトライしたが、TOPヘビーから不安定で安全なポール連結作業が出来ないので諦めた。 天気予報は晴れだったが,現地は曇天で時折霧で覆われ、早春の寒い移動運用となった。 SWR 13mhに上げたヘンテナのSWRを測定したら14.22Mhzで1.0までDIPしたので安心した.ヘンテナは1.5以下が200Khzと帯域が狭いのが欠点だが、今日はPhoneオンリーなので、上にスライド済。前回の使用は雨の撤収の様でナットには錆,アルミは白い粉が噴いているが、接続個所は磨きながら組み立てた。 空振り アンテナを組み立て、車内にリグのセッティングが終わる頃には、午前9時を過ぎていた。 まずはザーとBAND内を眺めると、目的のアメリカやカナダからのCQが弱い。 しっかり聞こえるのは北アフリカ、ヨーロッパや南米のCQで、北米の局が群がっているが、その信号は弱い. 電離層が日本向けに 北米からCQを出している局も数局いるが、相手は全てヨーロッパの様で,JAとはQSOは出来て無い様だ.JAから北米向けにCQを出している局を10分以上モニターしても1回も応答は無い。 やがてBAND内のノイズが少なくなり、電離層は北米対EUから北米対JAに移動?している様だ. やっと交信 CQを出すWの局のモニターを続けると、JAから時折呼ぶ局へは無反応なので、やがて諦める繰り返しだ。 北米からもJAへ充分開けて無い様だ.ノイズブラーカーを入れて、AGCを切った状態でWのCQはS5だが、待っているとSが動き出した.Sが5では呼んでも無視されるが,7まで上がったところで呼んだら、返答が有り、10:46JSTに初QSOが出来た. まだ早い移動運用 日が射さないので車内は寒い。風邪を引かない様にエアコンを入れるが一旦冷えきった車内は容易には温まらない.寒いと体の悪いところが痛むので辛い.ハイカーが何組か通ったがいずれも年配の女性でその馬力には恐れ入る。 14は正午過ぎから 正午を過ぎる頃からJAのCQも増えた.送るRPTはいずれもKWで、相応のアンテナと推測する。 応答するWの信号はいずれもS5以下だが,結構呼んで来るし,呼ばれるJAも手際よく裁いている。 Contestはこうでなくちゃと思うだけで,ワイヤーアンテナに50Wでは歯が立たないと観念した. 本日の成果 十数局QSOした午後1時過ぎに退散する事にした。 本日の成果として15mhポールは無理。 13mhヘンテナでは3エレ八木より1ランク以上落ちる。 更に昼間のコンデションも良いとは言えないと思う.3月末のWPXーPHで,コンデションのUPを期待して、再度同様の条件でトライしたい。 |
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編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |