WPX Phone Contest 参戦記 |
主催 : 後援 : 日時 : 2002年 3月31日〜4月1日 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
![]() 桜吹雪
今年は例年より約2Wも早く桜が開花した. この時期でなければ存在もわからないが、満開で存在を誇示している。 移動の道すがら咲き誇る桜が散在し、時にはその花びらが散る下を走り抜けて、ポイントに到着。 初夏 もとより春先は三寒四温と言われ、気温の高低差が激しい。 今日は初夏の様に暑く、到着したポイントでは孵化した虫が止めた自動車の回りに群がる. 次の移動からは防寒用のつなぎジャンパーを下ろし,アースの様な防虫スプレーを積む必要が有る。 木々は芽吹きが始まっており、季節の移り変わりを知らせている。 14ヘンテナ ARRL−SSBと同じ14用のヘンテナを設営した。 給電タップを前回より2cm上に上げて、SWRのDIPが21.23Mhzとなった。 前回との差から15Khz/cmの周波数移動の様だ.DIP幅が狭いので更に上げるべきだが、14ヘンテナの上げ下げが面倒なので、これで望む事にする。 2日目の昼 土曜日の朝から始まったWPX Contestは今日で2日目に入り,CQを出す各局の送る番号は4桁になっている。 この時間のコンデションは悪く、WからのCQに対しJAからCALLする各局は再三の再送を要求されている。 QSBもある様で、流しているCQのSが上がった時にCALLすると半分位の確率で応答が有る。 午後は4時以降 暫く流していると、午後4時を過ぎる頃から、Sがオーバー9となり且つ安定してきた。 当然応答率も向上してきた。 午後4時25分にはEUの局と初QSOで、対象がワールドワードになっては来たが,21や28と違って局数が少ない。 21や28は八木アンテナでもコンパクトな事から、またバンドのSNも良いのでQRV局数が多いが、14はその反対。 春の嵐 午後5時を過ぎる頃からポツポツ降り始めた雨は、やがて雷を伴って本降りとなって来た. 車の屋根を叩く雨音で無線機の音がかき消される程なので,音量を上げる。 午後8時過ぎに小雨になったが,昼間の熱気を全て奪い去られた車内は寒いので、暖房を入れる. 各信号は依然強いが,局数がすくなく、DUPEになりがちなので休み休みCALL。 震えて眠れ 早めに寝袋に入る。 ホカロンを要所にかましたが、夜中に寒くて震えだした.シュラフの中に頭を突っ込んでかわす。 山中の車内は熱源が切れれば、外気と同じ温度となる。 シュラフの中に頭を入れれば,吐く息で暖房となる理屈だ。 養殖の貝拾い 山の朝はいつもすがすがしい。雨は上がり,東の空は明るくなり,野鳥の声があちこちから聞こえる。 BAND内はEU一色だが、局数が少ない。 自然な砂浜のアサリは大小不揃いだが、養殖された買いを撒いた砂浜の貝拾いでは、粒の揃った貝を拾う様だ。 EU各局の信号は一様の強さだが、それ以外が見当たらない。 午前8時 EUの信号も何時しか衰弱方向で,残る局はいずれもDUPEばかり。 かと言ってWはまだ開けない。EUはWの大票田とQSOしているが、Wからの信号はいずれも弱い。 昨日の午後から移動で参加した、このContestも終幕間際なので退散する。 QSO成果 ワーヤー製ヘンテナに付き、多くを望んで無いが,96QSO。AFを除く5大陸、DXCCでは37カントリ。 MIXではニューカントリーは無いが,14では調べれば有るかも。 NEW−WPXは多いと思うがもう申請してない。14は久しぶりだったので拘ったが,やはり沢山出来た方が面白いので、次回のDX Contestの移動は21や28とする。 ![]() |
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編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |