全市全郡 Contest
            参戦記
主催 : 
後援 : 
日時 : 2002年10月12日〜13日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 
 午後2時半    
 Contestは8月のFD以来で、2ヶ月も間が空くと気分の盛り上がりに欠ける。
家事を済ませ出かける頃には午後2時半を過ぎた.コンビニで食料を仕込み一路目的地の裏山へ。
機材は2W前から積み込み済みで、ガスも先週詰めておいた。
平日は車に乗らないので休み毎の準備となる。    

 
SWRは最高
 山登りの途中に50用八木を上げた同業者が居たが,既に準備済みの様で寝て居た。
黙って通り過ぎ,自分のポイントは同業者が居ず安心。
今年はALL−JA、FDと今回で3回も同じ場所に同じアンテナを上げるので,感慨は少ないが,要領は良くなる。
14用1エレCQだが、FD時の長さはSWRがSSBに偏っているので、今回左右各8cm延長。
バンド中央はSWRが1.0で、両端が1.2〜1.3でバッチグーで決まり。


 待期時間はDXとQSO
 大昔はともかく、最近はDX熱が冷めて、維持するだけでも移動参加を心掛けて来たやれば面白いのだが,腰が段々重くなり移動そのものをためらう昨今だ。
安楽の為に以前移動で使用していた21用3エレ八木をホームに上げた事から、少し燻り始めた。
そんな事から開始までの待ち時間に1エレCQながら14Mhzのパイルに参加する。


 スタートで落馬
 直前に試験電波を発射し、開始丁度からCQを連呼したが,初コールバックは2分後にクラブ局。
PCがマルチを受け付けず参ったが、ひとまずノートに書いてQSOは終わらせた。
この現象は1年前にWIN95機で発生したので,WIN98機に代えて回避し現在に至った経緯がある。
そのWIN98機だが、WINDOWSの再起動やZLOGの再立ち上げをしたが現象は変わらず。
WINDOWS以前はDOS版を使用していた経緯から、MS−DOSに切り替えるがやはり駄目。
DOSプロンプトのホルダーを合わせる段で気が付いたのは、DOS版はインストールされて無い。途方にくれて他のContestのCFGやDATを眺めた瞬間に閃いた。
そのDATAは実存するか否か? 結論は実存せず。
ソフトは正直にそれをエラーさせ、受け付けなかっただけだ。
遠回りした! 開始早々の美味しい時間帯を35分もロスしたが、再度気を取り直し、CQ開始。


 カーソルが跳ねる
 PCが温まる頃になるとタッチパッドが効かなくなる。
狭い範囲なら動くのだが手を離すと叉戻る。
FDの時も発生したが、FD時程に暑くないのだからと思うが、PCの中は別世界の様だ。
ノートでもオールインワン機は空間が多いが、薄型機は空間が少なく、放熱が悪いのが原因だろう。
出遅れ挽回策はCQを端からコールし、気を落ち着かせる作戦とした。
しかし、CW時にBankBのF2を押すと、1006では無く10となる。これではQSOが成立しない。
マニピレーターは無いので,CW Key BoardでQSOは終わらせた。
そして$R$V→$R$Qへ書き換えたいが、カーソルが効かない。
やっとの思いで書き換えた。本格的にスタート体制が今頃になってやっと出来た。


 早めの仮眠
 CQを連呼すれど、応答が無い様子を見かねたW局からCALLあり。
この時間はロングパスか? 午後11時を過ぎるとCALLは極端に減り,40分にはSSBでCQは1局も出ておらず、もう中休みだ。
CWで粘るが、それも1時間が限界の様で当局も午前0時40分過ぎに、寝袋に入る。
山の中で一人で寝るのは車の中と言えど、寝つきは不安で、熟睡が出来ないまま朝を迎える。
ここまでの成果は59局、44マルチ。スタートで転んだのが響いて居るが、それも実力の範囲だ。


 CWはスタートが早い
 午前6時のSSBはクラブ局が1局CQを連呼しているが応答は無く、その頑張りには気合を感じる。
CWを覗くと、1エリア以外の数局がCQを出しているので,急いでCALL。そして次の局を探す。


 GOOD CONDX
 午前7時を過ぎる頃にはSSBも花が咲く様に一斉に聞こえ始めた。
九州や北海道が目立つが四国・山陽・山陰・関西・東海に東北と日本全国のエリアが聞こえるGOOD CONDXだ。
昨日はSメーターがオーバー9局は僅かだったが、今日はフルスケールのオンパレードだ。


 Hより強いQRP
 昼近くなっても、CONDXは衰える事無く、依然日本全国のエリアがフルスケールで聞こえる。
北海道や九州の局は、開けて数時間経過することからQRP局からもコールされており答えている。
中にはH局より強いP局が居る反面,再送を何回も繰り返しやっとCFMするQRPらしい局も居る。


 マスク>S9+20db
 昨晩は59局で諦めたが、今朝からのGOOD CONDXで昼前にやっと200局に到達した。
CQ局が2〜3Kcの間隔で並ので居るが,5kc位離れている場所も散見される。
その中間のSレベルは+20dbで、ここでCQを出すと潰されるか不安が先立つ。
GOOD CONDX下では自分の信号もCONDXが下駄を履かすと想定出きる。
Sレベルは受けるロケやアンテナそして無線機のフィルター構造から決まるものだ。
自分のレベルがS+20dbのマスクでも、反対に充分聞き取れる局も居ると考え、CQを出す。
そして待つこと数分,その後ポツポツだが期待を満たすCALLが有り、嬉しい。


 飴は必需品 
 CONDXは継続し、バンド内は賑やか。九州や北海道の局は連続的にコールを受けている。
当局はCQとCALLを繰り返し,地道に局数を増やすしかない。
1発応答は視界の範囲だけで、コールは殆んど後回しにされるが、数局待てば必ず番が来る。
CQを出せばやがて幅寄せか乗っ取りを喰らうが、これが現実だ。ワッチしながら別周波数を探す。
暇な時間が多く,タバコばかり吸うようだ。今日は喉飴を仕入れるのを忘れた事に気が付いた。


 DXからのCALL 
 昨晩のオセアニアンContestはJARL-NEWSで知っていたが、Uゾ−ンでもCQ Contestを連発していた昨晩に続き今日の午後も1時間おき位にアメリカからCALLが有るので、RSTだけ送り断る。
今サイクルも峠を越えて下降に入った筈だが,山が低かった感じで,その分下降が緩やかなのだろうか?

 CWはエコーに 
 午後3時を過ぎる頃からCW音はエコーを伴う様になり、ON/OFFの切れ間が聞き辛くなる。
そして双方の音が同一になり、NEW局探しのワッチではしっかり目を覚ます必要が有る。 


 夕闇は終わりの合図
 全国が一斉に聞こえるGOOD−CONDXも終わる時が来た。
午後4時を回る頃から、秋は夕闇が始まる様だ。
それと共に中間のエリアが聞こえなくなりやっとSメーターのレベルが普通に戻り始めた。


 SBは早退
 午後6時を過ぎると、最後まで残っていた九州や北海道の局も段々退散する。
交代して登場したのが東南アジアと思われるBGMが、バンド内のアチコチで聞こえる。
午後6時半にはSSBではCQを出す局は居なくなり、残業者はCWに鞍替えしている。
しかし、新局は居ない様で,皆DUPEなのか応答は無く、遂に退散の潮時を悟る事になった。


 <結果>
 バンド  交信局数  得点  マルチ
   14 MHz      323       323     241
  合 計       323       323 ×  241  =  77843
 
 <時間ごとの交信局数>
 [21]   11     11
 [22]   25     25
 [23]   18     18
 [00]    5      5
 [06]   16     16
 [07]   19     19
 [08]   28     28
 [09]   26     26
 [10]   31     31
 [11]   23     23
 [12]   20     20
 [13]   23     23
 [14]   23     23
 [15]   15     15
 [16]   21     21
 [17]   12     12
 [18]    7      7
Total  323    323

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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る