BARTG SPRING RTTY Contest 参戦記 |
主催 : 後援 : 日時 : 2003年3月15日〜16日 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
日曜日の朝7時 北米からの千客万来を期待して起床。 QRV局数はチョロチョロの現実なので丹念に探す。 WよりJAのCQの方が多い。このCONTESTのルールはJAの各エリアがマルチになるので遠慮なく呼ぶ。全体の局数も少ない事だし。 S&Pで一巡したので、早速待望のCQに切り替えるが簡単には呼ばれない。 朝8時 カルフォルニアの局からも再送要求を受ける程にCONDXが悪い。 昨晩のEUは良かったのに。 何回CALLしてもCALL−BACKが得られないので、寝床に舞い戻る。 隣では妻が高いびきで寝ている。RTTYは完全無音で家庭の平和を乱さなくて済むのが最大の利点だ。 朝9時 S&Pで再開。CONDXは回復せず。 RTCLは番号の取り込みで2回クリックすると時間欄まで番号に変わる。 当然QSO中に時間を修正せねばならず、その間に先方から再送要求が来ると更にあせる。 操作と結果の関係がわからないままやった昨日は、ロスが10局発生した。 各フィールドの桁数に合わないとログにWRITE出来ない等とは体得する迄判らなかった。 取り説にその様な注意や制限は書かれて無く、自分で失敗して判るアマチュアの世界だ。 朝11時半 日曜日の遅い朝食から戻ると北米は既にフェードアウトしていた。 そして驚くなかれもうEU−RuusiaのCQが聞える。 ここは自分の定石に従い、アンテナを南に向けてASIAとQSOを狙い、CQを出したが、誰も呼んでくれない。暫く家事手伝いに勤しむ。 午後1時半 アンテナを西に向けて苦手な中東や東AFを期待してCQを発射。 この時間はUゾーンの得意時間だが、今日は別。何故なら昨晩開始のUADX-CONTESTで皆さんSSBやCWでてんてこ舞の筈。 お陰で何も釣れず。 午後3時 そろそろらEUが本格的に開き始める時間だ。 まずはフィンランドが聞こえているが、今聞えるのはBIG−GUNでCQにはまだ散発的な応答しか無い。 と思いきや午後4時を過ぎても呼ばれず、今日は低調か? 午後5時 ドイツやイタリヤ等のEUの本場が聞える時間になったが、局数はパラパラだ。 自分のアンテナからすれば身分相応だが。それならしばしTVで大相撲を観戦する。 主催のイギリスが午後6時にヤット聞えるが字化けでQSOに至らず。 最後に1時間連続のCQで局数を若干上乗せして、2日間通算で164QSO。 勿論最初の10QSOは除外した。 164(Points) x 57(Multis) x 5(Continents) = 46740 夕飯になったので速やかに止めて、団欒を大事にする。 明日から出勤なので今日のうちにCBRに変換して提出。 NEW−カントリー CQへのCALLだけではDXCCの増加となる様なQSOは1CONTESTで1局も出来無い。 但し、CONTEST中にはそのNEWがCQへ応答しているのを聞く事は、珍しい事だが有る。 その特権を得るには、CONTESTではS&Pのワッチとランニングの組み合わせが必須となる。 RTCL 昨年末から始めたMMTTYは、同時にZLOGも操作しており、これではとてもランニングは出来ない。 ZLOGのMMTTYへのリンクは依然わからないので諦めて、新兵器のRTCLを試用する事にした。 早速DLし、入門マニュアルを眺めると何とかなりそうだ。 トレーニング用のテキストファイル作成して片方のPCからMMTTYで送信させ、そのオーディオ出力を無線機レスで別のPCのオーディオ入力に接続する。受けのPCでRTCLを走らせるとトレーニングが可能と考えた。タイミングを合わせる間はRYを挟む事で、練習環境の雰囲気を掴めた。 クーリングFAN S&Pでは数分毎のQSOなので、FT767のクーリングFANはたまにしか回らないが、CQでは連続的な回転が予想される。 外部からクーリングFANを増設し、ヒートシンクを冷却する事をおもい付いた。 電波が出ている時間が数倍に増えれば、更に問題はTVIの発生が気になる。 クーリングFAN増設 昔、入手した12V駆動のFANを探し、紙挟みをネジで取り付け無線機のヒートシンクに挟んだ。 上から下へ吹き付ける方法と、下から上に吹き上げる方法が有るが、吹き付ける方が局部的には冷える。 実際回り出すと風切音が結構大きく、休日の朝は騒音と言われなければ良いが。 TVIの再点検 SSBやCWでは時々点検しているがRTTYは初めてだ。 RYを流しながらTVやオーデオ機器を確認するTVでやや影響がある様だが、外付けRF−AMPのVR位 置を調整したら解消し、色合いがそれまでより良くなった。 他人の様子がわからないので喜べないが、取り合えず自己満足だけ。 UADXからBARTGへ 今日はUADXで青梅の裏山に今年初の移動運用に出掛ける予定だったが、朝から小雨なので止めた。 先週の下見は残雪の為中腹で引き返した。 その後1W晴が続いたので山道の雪は融けて登れると思ったが、今日の雨は、山では雪の確率も有るので大事を取って止めた。 カレンダーを見るとBARTG-SPRING-RTTY-CONTESTが有るので、急遽これに切り替える。 本番前に再度練習 寄せる歳波で新しい事はなかなか覚えられない。 若い頃から覚えた事は忘れない方だったが、その前の覚える事は苦手だった。 PCを2台並べて試しながらRTCLの取り説をめくるが、この前のレベルまで到達するのに時間を要す。 一応S&PとRUNNINGを覚えたつもり。PC間を繋ぐケーブルを修理したりしていたら、午後4時半を過ぎだ。 本番は失敗から 連続番号が出ない。 次は番号が増加しない。 その次はEDITで順に並べ替えたが発番が前に戻る。更にモードを間違えたりの失敗だらけなので、中断して取り説に従いCONFIGを再設定したら全てOKになった。 各PFキーの割付を直前に眺め、わからない英語のルールを読んで理解した筈が、約10QSOの廃棄を招いた。 以前からBARTGをやる予定なら、CONFIGを事前にTUNEするのだが、当日の思い付きで準備不足がたたった。 初日は59QSO 装備はいつもの21Mhzシングル。 最初はS&PでQSOを済ませ、次はランニングだ。AUTOでの対応はCALLと番号を自動送信してくれるので小気味良い。 仏独英伊と文字化け無しでQSO出来たし、真冬よりはCONDXは確かに上がっている様だ。 贅沢を言えば連続的に呼ばれないのが玉に傷。最初の番号等が乱れたQSOを廃棄したら59QSO。 |
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編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |