ALL-JA Contest 参戦記 |
主催 : 後援 : 日時 : 2003年4月28日〜29日 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
遅刻11時間 4月28日は出勤で帰社も遅いので、今年のALL−JAは遅刻&早退で29日の昼間だけとした。 4月29日の午前6時に起床し、セブンイレブン経由で現地に到着。 同業者は居ないので早速アンテナを上げる。実は2日前の日曜日に、ここで7MhzのDPの長さを調整済みなので、今日は上げれば直ぐに動く予定だ。 アナライザーで測定すると、DIPは思惑より少し下で6995Khz、CONTEST周波数の7030KhzでSWRは1.3、7010Khzで1.2なので無調整で臨む。 午前8時過ぎに電波が出る様になり、CONTEST開始から11時間の遅刻だ。 久し振りでまごつく PCはWIN95、事前にZLOGでALL−JAの試行は済ましたが、SAVEしていなかった。 最初はCALLから始めたが、PF2の送信番号に$Pが無く、再送要求にまごついた。 急いでCWkeyboardで送り事なきを得た。7010から順に上にサーチし少し隙間が有ったのでCQを出し始めたが、谷とは言えサイドの抑圧がS9+20dbだ。 CQを出している局も空振りの時の受信レベルはこちらで見ると同様で、これに耐えなければ7MhzのCWは失格の様だ。 サイドの抑圧から少しでも逃げたいので、僅かでも聞き易い方向へシフトしたいが、直ぐに行き止まる。 やがてRF−AMPが入ったままの状態に気づいたので切った。 更にATTも入れる。 後から考えると相対的には変わらないが、精神的に楽になる。 7027Khz 7010付近はつわものが勢ぞろいしているので、思い切り町外れの7030付近を狙ったが、ここもそれなりの先客が有り。 7010付近は3〜4局/khzだが7030付近では2〜3局/Khzで町外れの分だけ楽だ。7027Khz付近で何とか割り込みに成功する。 9時30分 マルチバンドの各局はハイバンドへQSYした様で、9時半頃にはバンド内はリラックスムードに変わりサイドの抑圧が楽になる。 それに伴い、それまでは断続的に呼ばれたが、今度は呼ばれない時間と呼ばれる時間と交互にやって来る縞現象になる。 丁度2時間経過した10時13分に100局目とQSO。 本日の目標 今日は333局40マルチが目標。 平成13年及び平成14年のALL−JAの結果から入賞ラインは500局50マルチ。 フルに参戦した場合でも夜は寝るのが前提でそこまでのQSO数を1とすると翌日は2の割合が、今までの自分の経験側だ。 500*2/3=333局とした。 マルチは時間よりコンデションの巡り合わせで決まるが、単純に8割とし40とする。 時間は午前8時から午後5時の9時間とし、平均3時間で100局。 100局目は2時間で10時、200局目が3時間で午後1時、300局目は4時間で午後5時の見当だ。 局数の増加に伴い、既QSOの人は避けるので、増えるほどに所要時間も嵩む。 正午 南からの風が稜線の杉林に吹きつけ、ざわめいている。 北側の木立は杉の防風効果でおとなしい。その中央の林道止めたこの車の上に、煽られた枯葉や小枝が飛んで来る。 200局目は予定より30分早く、12時24分。 弁当 移動運用ではご飯はおにぎり、翌日はパンと決めている。 今日は日帰りなので、珍しく弁当にした。 箸はしっかり注文したのに入って無い。 頭に来るがしばし対応を考える。手では食べたくないので、車内を家捜しても無ければ木の小枝で箸の代用をする事に決めた。 車の荷物は年に1〜2回は棚卸をしているので、無いと思うが念の為と思いきや有った。 助かった。 QRP 昼を過ぎる頃から、電力記号のP局が増えた。 P局は平均すればMやH局には負ける筈で、空振りCQが増える昼さ下がりの時間がチャンスだからか。 確かにP局は平均して弱いが、中にはH局より強い局も結構いるので、侮れない。 疲れ 午後2時を過ぎる頃には、頭が痛い様で且つ腹一杯で苦しい。 窓は全開だが肌着1枚でも厚くて汗が出る。家に居れば昼寝をする時間だ。 ここからが苦手の粘りが必要な嫌な時間帯に入って来た。 目を閉じると時たまのCALLでビクッとする。目はうつろだが、何とかKBは遅れずに済んでいる。 DUPE サイドの局へのCALLがオンフレなら間違わないが、当局との中間で呼ばれると反応する。NOを送るタイミングが合えばもう完璧だ。 そして次に当局を呼んで来たのだ。 こちらも間違えた訳では無いが、先方もそんな気は無いとの配慮を急遽迫られる。 QSOB4が出無い様に不要部はESCキーで消す。 これにより相手は1ST、自局は空だが30秒前のQSOを有効にする。 CQから呼びに 午後2時59分にQSO局数300局を達成した。 発電機にガスを詰めている間に周波数は取られたので、ここらで不足マルチ捜しに、CQをやめてCALLに切り替える。 午後3時40分過ぎから、局数は相変わらず少ないが、4・6・8エリアも聞こえ始めた。 早退3時間 バンド内は相変わらずの混雑で周波数確保で苦労するが、とにかくCQを出す。 しかし、更に呼ばれず、待つのも無駄なので、再度マルチ捜しに行く。 終了 日も落ちて来たし、寒くもなり始めた。 鼻水も出る事だし予定通りに日の有るうちに撤収作業にかかる。 成果は374QSOで43マルチ。 目標は達成し16082点だが、満足感が無いと言う事は、目標が低すぎた?28日に参加が出来ない事が判った時から、緊張が切れていた。 |
ご意見、ご感想、ご質問等有りましたらお願いいたします。je1rrk@cqjapan.com 山崎 |
編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |