Field Day Contest 参戦記 主催 : 
後援 : 
日時 : 2003年8月2日〜3日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 梅雨明けに出発
 今年の梅雨は長く、やっとField contestの今日明けた。
途中のセブンイレブンで、車内に常備していたタバコを塵捨てに捨て、禁煙1ヶ月目を迎えた。
午後4時、目的地に到着すると既に先客が居たので、更に先の頂上駐車場に設置する事にした。

 TA−33jr
 シングル14Mhz電信電話を予定。
14はヘンテナやシングルCQアンテナを使用してきたが、今日はTA−33jr。
短縮された7〜8mのエレメントが3本、ブームが3.5m。
移動で使うのは初めてで、その為の改造はしていない。
ネジがスムースに入らずイライラしたが、組み立て後のSWRは理想形だ。
トライバンドなので実用幅が狭いのが欠点。

 ボイスメモリ
 午後7時には全て準備が終わった筈だが、点検すると何箇所か不備がある。
まずPCの時計が止まっており、立ち上げる都度に時間設定を要する。
バックアップ電池が寿命で交換すれば良いと思うが、マイナーで古い機種では店に有るのか心配だ。
それよりボイスメモリの再生は出来るが、ハンドマイクに切り換わらない。
直結でハンドマイクは生きているので、ボイスメモリを殺す。

 ボイスメモリ2
 開始まで2時間もあるので、飲み食いしながらくつろいだ。
MICの仕様は8番がオーデオ、7番がGNDで6番がPTTと頭に浮かんだ。
切り替えはSWで強制的に6番をGNDに落とすなら、6番の線が切れている筈。
と仮説が出来たので、早速アダプターを開くと当たり。
半田鏝が無いので、切れた面を接触させる様に線に応力を持たせる。
そして実験するとバッチリ切り換わり解決!。

 ZLOG
 午後9時に合わせてCQを開始。
間も無く呼んで来たのでQSOは済ませたが、ZLOGがNOを受付けない。
何と言う事だ!いかなるパターンも受付けないので、紙ログに切り替え、数局QSOはしたが、やはりZLOGが必要だ。
*.DATが無いので如何なるパターンも受付けないと考えた。ホルダーを見るとdat_cfgw.lzhが有り、デスクトップに+lhacaが有る。
早速解凍し.datを揃えたが、依然NG。
zlogw2095.lzhも有るので、この際総入れ替えで臨む。
そして解決2。
諦めて帰る事も過ぎったが30分のロスで戦線へ復帰出来た。

 リスタート
 開始早々の時間は待ち行列で忙しいのが常。
SSBは閑散なのでCWに切り替えると居る居る。
焦る気持ちを抑えて、下から順に行儀良くCALLする。
午後9時台は16QSO、10時台は23QSO。
これなら終わるまでには200QSOは出来る筈だ。
外は涼しいのに、車内は蒸し暑く、メガネが曇りっ放しだ。

 EU>JA
 ヨーロッパでもCONTESTが行われている様で、その信号の方がJAの信号より強くなって来た。
自分のCQにも応答が時折入る。
夏の深夜は、EUやAFとのQSOが出来る様だが、まさにその様な雰囲気になって来たが、今日は用無し。
午前零時を過ぎても、5/6/8の各エリアからCQが連呼されている。
但しいずれもQSO済みなので、ここらで寝る。

 起床
 暑くて寝苦しく、ズーと意識の有るまま目を閉じていたら朝になった感じ。
春の花粉症の時期を思い出す。
ロールケーキを朝食に食べながら、TVで宣伝していた飲料を飲んだが酸っぱくてまずい。
朝の5時半ではSSBは何も聞こえず、CWではクラブ局がCQを連呼しているが、応答は無い。
当局も昨晩QSO済み。

 朝の賑わい
 午前6時頃から8の入感が始まる。
7時頃から6が入り始めるとマルチバンド局も今がチャンスとCQの連呼で参入する。
ここは落ち着いて、未QSOの5・6・8エリアのCQを端から拾う作戦。
朝の賑わいにマルチの増加させる作戦だ。

 大誤算
 相手はしっかり入っているのにCALLしても応答が無い。
つまり当方のCALLが完全に無視され、切り替えても改めてCQをだされている。
他局の信号は丹念に拾われていると言うのに。
47に続いて46もだ。
そして3エリアからも。
なんと2エリアもだ。
昨日の夜はQSO出来たのに、今日の昼は全くQSO出来ない。マルチがこれ程に取れないのでは、CONTESTにならない。
それでも8エリアとは1発で応答があるので、ロケが原因と思う。

 頂に電波をブロック
 ここと途中の駐車場では北半分は同じ条件でも、南半分の条件が完全に異なる事を改
めて認識した。
3〜6は西南方向でここから約100m先にある頂に電波をブロックされる。
途中の駐車場の西南方向は稜線の林を出ると頂の裾を抜けるパスが有る。
都心の南東方向も同じで、防波堤の高さと厚さ違う。
Sが9を振る様な信号は取れても、S1〜2では以上の様な悲惨な差だ。

 草刈
 午前9時を過ぎる頃から地元の自治会による草刈が始まり、車の移動を頼まれる。
移動するにはタイヤベース上のアンテナの撤去を要し、リタイヤする事になる。
発電機付き草刈り機で、窓を開けると無線が聞こえない程にうるさく、閉めては蒸し風呂になる。
その繰り返しと西のマルチも取れないと判り、意欲が減退したので、今日は午前10時で退散する事にする。

 SCORE
 118QSO,33マルチで3894点で切り上げ。

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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る