クロアチア CW Contest 参戦記 主催 : 
後援 : 
日時 : 2003年12月21日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 ご挨拶
 今年も残り僅かになりました。
師走を迎えキーボードを打つこの部屋も寒く、暖房無しでは長くは居られません。
無線も次第に遠ざかる感が強い私の昨今ですが、クロアチア CW を今年最後のContestに選びました。
QSO対象は文字通りクロアチアが中心ですが、得点差は有るものの世界各国とQSOは可能です。
ZLOGがサポートしており、安楽なオペレーションや事後処理が出来る強みも有ります。
開始時間は日本時間の土曜23時から24時間です。
日曜の朝から2時間毎に30分程度夕方まで数回QRVすれば一応のQSOが出来ると予想しました。
アンテナはせこい3エレ八木で21Mhzシングルです。

 土曜23時
 開始時刻ですので、ASIAやOCでも好きな局はCQを出す可能性が有ると思いバンドを覗いて見ました。
風呂から出たら既に20分遅刻です。
外では木枯らしが唸っています。
21000〜21050Khzを何回聞いてもCW音はせず、聞こえるのはザーだけでした。
遅刻しなければ聞こえたのでしょうか?

 日曜8時
 EUのCONTESTですからNAからのCQは期待薄ですが、NAはこの時間帯しか聞こえないので、念の為にチェックを入れます。
聞こえない事もあるので、暖房は後回しにし、とにかく無線機へ火を入ます。
すると案の定CONTEST局は聞こえません。
JAとNAのCWによるラグチューは何組か行われていますし、CQも発射されていますが、CONTESTスタイルでは有りません。
無線の基本に触れた気分になりましたが、聞こえないし寒いので再び布団に戻ります。

 日曜10時
 NAの合間にSAが聞こえ始めると予想し、再度チェックします。
起床の遅刻が災いして10時52分にWのCQ9Aをやっと発見し1stQSOが出来ました。
11時24分に香港の常連局で2局目です。
でも他にCQ9Aは聞こえず、無線機をしばらく離れます。

 日曜12時
 NAは消えて、SAに混じりASIAやOCが聞こえると思い、無線機をつけると1stQSOのW局が依然CQを出し頑張っています。
それ以外は聞こえませんので、アンテナを北東から北西に向けます。
Uゾーンの東側は聞こえ始める時間と思われますが、何も聞こえません。
深夜に風が唸っていた効果で、空は快晴無風。
遠くの山並みがクッキリクリヤーです。
勿論家の窓からは見えず、晴天に誘われて眺めた、隣のマンション屋上からの話です。

 日曜14時
 EUでも東欧圏は聞こえ始める時間です。
9AはまだでもUゾーンは局数的には期待出来ます。
と思ってSWを入れましたが期待に反して何も聞こえず。
こんなにもCONDXが低下してしまったのかと思います。
チューンの断続音や連続音が時折入り、間近な雰囲気はありますが?諦めてTVで全国高校駅伝を観て開ける時間を待ちます。

 日曜16時
 ここが一番花盛りの時間帯の筈ですので、30分と言わず1時間程度は粘ってCQを探す予定です。
と言う事から少し早めに無線機に火を入れました。
弱めですがクロアチアからの電波が聞こえますので、CALLすると応答が有りました。
CALLが正確では無く何回かリトライの後、QSOに成功しました。
午後4時を回る頃には9Aを始め東欧圏の各国からも電波が入り始め、それも少し強くなり賑やかになって来ました。
規模はバンドエッジから数十Kcの狭い範囲です。

 日曜18時
 去年はこの時間でもAFのLPが強く入ったのですが、今年はLPのAFは一度も耳にしていません。
一番の原因は私のアクティブティが低下し、ワッチやQSO時間が半分以下になりました。
クラスターを見る時間の差は無いのですが、載ってくる内容が昨年より寂しくなった気がします。
SSNの低下でコンデションが低下し、その2乗で私の戦意が低下しています。
武器もせこいし。
肝心の9Aは1st9Aがこの時間も安定して入感していますが、その他の局はフェードアウト気味です。
QSO可能なレベル以下になり、当局もここで終わります。

 日曜20時
 又何も聞こえません。
明日も厳しい勤めが待っていますので、ここらで店じまいし、纏めに入ります。
25QSOで12カントリー936点です。昨年は夕方だけの短時間でしたが、45
QSOで17カントリーで2210点でした。
条件は同じですので、CONDXの低下が成績の低下になったと思います。

 
                     

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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る