ARRL RTTY Round-UP
       Contest
 参戦記
主催 : 
後援 : 
日時 : 2004年1月4日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 HAPPY NEW YEAR
 新年明けましておめでとう御座います。
今年最初のContestはARRL RTTY Round-UP Contestで年末年始休みの最後を飾る事にしました。
CWやSSBなら無線機さえ変わらなければ操作を忘れる事は無いでしょうが、RTTYは僅か1年の経験で、それも無沙汰が多く操作に自信がありません。
そこでNEW YEAR PARTYで慣らす事にしました。
更にPSK31は始めた頃は覚えたつもりでしたがその後全くやらないので、完全に忘れています。

 NEW YEAR PARTY
 2日の午前10時頃、こんな筈ではと思うほどにBAND内を聞き渡してもNYPと思わしきDATAのQSOは見当たりません。
RTTYの画像に1本線が入りますので、PCのSWをPSK31に切り替えるとDXよりCQが出ています。
予め登録してあるマクロをその間に確認し、とにかくPFキーを押しました。
するとコールバックが有り、続いて他のPFキーを押す事でQSOに成功しました。
各部分の設定が過去に出来ているので、PSK31もPFキーだけでQSOが出来る様です。

 目標
 ARRL RTTY Round-UP Contestは1月4日の日本時間朝午前3時開始ですが、この時間はNA(北米)とパスが無いので無視します。
昨年の記録からNAが開け始める午前7時に開始とし、目覚ましを午前7時にセットしました。
目標QSOは朝から晩までで合計100局とし、そのうちアクテブティが高い主催者のNAで2/3のQSOを目指します。
つまり午後のEU(ヨーロッパ)は参加が少ない事を昨年経験したので、NAが開けている正午までに70局とQSOが中間目標です。

 午前7時
 ANTの方向はNA,Speakerは寝静まっいるのでOFFとしHEAD-PONEとします。
RTCLを立ち上げ,CFGはARRL.CFGをLOADし、LOG-NAMEはARRL04R.LOGと命名しました。
SENT欄は001にセットし、BANDは21を選択,ここで無線機の電源を入れます。
そしてDSPを働かせ,入力LEVELをRIGのAF−GAIN−VRで適正化します。
局数が昨年より俄然少なく、NAとはCONDXが悪いと直感しました。
とにかくW(アメリカ)と1stQSOを行います。応答が無ければリトライするのみです。
他のJA局のWとのQSOを拝見するとやはり同様にAGNの連続です。
Sメーターが6〜7を振っているのでCWやSSBではQSO出来るレベルですが、何回CALLしても応答が無いのは戦意を失います。
それでも午前8時を迎える頃には、それなりにの応答が得られる程にCONDXは回復しました。
昨年と比較しパスが開けるのは1時間遅れと言えますので、来年は8時開業で十分でしょう。

 午前9時
 アメリカ・カナダ・南米にハワイとQSOが進み局数は30局をに到達。CONDXは安定して来たものの、局数が少ないのが寂しいですね。
試しにCQを出したが音沙汰は無し、3エレでは呼びに回るのが精一杯とわかってはいますが、人が呼ばれているのを見ているだけはやはりわびしい! 東南ASIAからもちらほらCQが出ており、華を添えています。
しかしNAは10時にはDUPばかりとなり、NEWの発見が困難となりました。
これはフェードアウトが始まった事を意味します。つまりNAと安定したQSOが出来るのは午前8時から2時間程度です。
21070khz帯で1本棒の強力な電波が出ているので、PCのSWをPSK31に切り替えると復調出来ました。
ここではラグチューでCONTESTでは無い様です。

 午前11時
 遅い朝食から戻り、再びワッチを開始しましたが、もはや蛻けの殻でした。
10時の時点で予想出来た事ですが、これでは午後のEU次第では目標の半分程度で終わりそうな雰囲気です。
NAがフェードアウトしたのに伴い、それを迎撃していたJAをはじめとするASIAの各局も一斉に休息に入った模様です。
30時間のうち6時間は休まなければならないルールなので、ローバンドが可能な人はこの時間が良いかも? でもそんな恵まれた人は一部と思うのですが? 数回BAND内をワッチしたが何も
聞こえないので、自分も大休止とします。

 午後3時
 コタツで転寝をしていたら寝過ごして、午後2時に復帰の予定が3時10分前になりました。
既に中東や東欧が入感しています。
CQの数は知れているのですぐにCALLつ尽くします。
その後、午後4時になっても一部の東欧局がCQを連呼しているだけで、時間と共に西欧へQSOゾーンが移動しません。
EUが最も華やかに聞こえ来るべき時間なのに、まだ寝静まっているかのようです。
午後5時に至ってやっと正午の中間目標の70局とのQSOに到達しました。この時間以降の隆盛は望み薄です。
と思いながらワッチを続けていたら、午後5時半頃から東欧は広がりを見せ始め、西欧も限られた一部からCQが聞こえ始めました。

 午後6時
 午後6時を回る頃にはEUの短い最盛期は過ぎた様で、後は時間と共に日没コールドゲームになる様です。
6時半にはバンド内をサーチしてもEUはフェードアウトし、JAの局すら合わせて居なくなっています。

 成績は
今年の成績は、88(Points) x 37(Multis) = 3256,final Score: 3,256 Points
昨年の成績は、83(Points) x 45(Multis) = 3735,final Score: 3,735 Points
目標局数100は未達したが、昨年より5QSO増えた事に自己満足します。
ARRLの発表では昨年はJAで11位(Single-Operator Low-Power部門)でした。

ご意見、ご感想、ご質問等有りましたらお願いいたします。je1rrk@cqjapan.com 山崎
編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る