ARI INTERNATIONAL DX
      Contest
 参戦記
日時 : 2004年5月20日
結果 : シングルオペCW 日本7位
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 聞こえない
 ヘッドホーンを耳にあて、21000kcから少し上にダイアルを回すと、アメリカからのCW音が聞こえる予定で朝7時半に起きたが、何回ダイアルを上下しても聞こえずガックリ。
聞こえるのは、南太平洋T88からのCQだけ。
応答を傍受するとJAばかり。北米とのパスは開けて無い?それならまた布団に戻る。

 聞こえる期待
 確かに秋口から春先までの冬を中心とする時期には、7時〜10時ならアンテナを北東に向ければ必ずアメリカの電波は入る。
CONTESTルールの巻末に載るサポートするログ陣は15種類と、一流のCONTESTの扱いである。
北米原産のCT、GEN-LOG,LOGGER,TR,WRITE-LOG,YP-LOGも名前を連ね、興味深い証明
を示している。
そして4月21日にイタリアから参加要請のダイレクトメイルが来るに至っては、確かに今まで一度も参加経験のない私は、これだけの準備がされていれば千客万来で聞こえる期待を持った。
聞こえない原因は、夏のCONDXに移行中と合わせ、SSNの低下が最大の要因と勝手に思う。

 午後2時
 そろそろASIAからEUへ伝播が変わる時間だ。
EU主催のCONTESTでは主催国周辺の国々が協力してCQを出す事は珍しくない。
今回も由緒あるマルコニー発祥のイタリア主催なので、そんな期待で再びリグのSWを入れる。
中国・日本等のASIA局と、EUのRUSSIA局が聞こえるが、いずれもCONTESTの交信ではない。

 午後4時半
 いくらなんでもこの時間はEUが入る予定でリグをオン。
するとEU−RUSSIAのCQ−ARIが弱いながらも入る。
今迄で聞こえないので、日時を間違えているかとも勘ぐり、ルールを再確認した程だ。
でも局数は少ないので直ぐにQSOは終わったが、寂しいので増えるのを願い、BGMで流しておく。

 午後6時
 信号は強くなりエンジンは全開の様で、イタリアの局とも交信できた。
それより戦火の絶えないイラクの局が出ており、ひとしきり呼ばれていた。
強い信号の局は既にQSO済みなので、局数を増やす為に弱い信号が浮上した時にCALLするので相変わらず楽では無い。
短いQSBがあり、受けた時に強いと送る時は既に落ちる様で再送要求があり。
受けた時に弱いと送る時は一発で取られる事もあった。
QSBはCONDXの上昇や下降時に起き易いと思うのだが、今はどちらに変化しようとしているのだろうか?

 午後7時
 先ほどのQSBはCONDXの下降現象だった。
途中持ち直し気味の時間も有ったが、その次は更に下降した。
JAからは3エリアの局が、休みながらもCQを最初から出し続けてているが、この1局以外は居ない様だ。

 午後9時
既にフェードアウトかと思いきや、しっかりCQが出ている。
残念ながら全てデュープだ。
主催のイタリア局が頑張っている。
信号は強くないが、雑音等の埃が払われはっきり聞こえる。
こんな時間にイタリアが聞こえる事は夏のCONDXにシフト中を証明している。

 SCORE
 午後10時30分ではどうかと思いきや、さすがに完全にフェードアウトしている。

aria q'ty point score
QSO ja 1 0 0
asia 12 1 12
eu 12 3 36
I-PROV 6 10 60
total 31 108
multi DXCC 11
I-PROV 6
total 17
SCORE 1836

 躑躅(つつじ)
 5月連休の本格的な行楽地は大渋滞で過去何回か豪い目に遭いました。
今は知りませんが、それ以来遠出は止めています。
子供は成長し手が離れたのが一番の理由です。
QSLやログの整理だけでもやりだすと2〜3日は直ぐに潰れます。
買い物ついでに近場の躑躅園に寄りました。
近くで見ると盛りを過ぎていますが、遠くからでは容姿端麗です。


ご意見、ご感想、ご質問等有りましたらお願いいたします。je1rrk@cqjapan.com 山崎
編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る