YO DX HF Contest 参戦記 |
日時 : 2004年8月28日〜29日 成績 : シングルオペ15m 世界8位 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
アテネオリンピック 東京では連続真夏日記録が40日になる猛暑続きだったが、お盆を迎えてやっと落ち付きを取り戻した。 続いて記録を更新したのはアテネオリンピックでの日本選手団のメダル奪取だ。 ハムフェヤー当日に日本女子マラソンがシドニーに続いて連続優勝し、その頂点を飾った。 YO HF DX 8月28日夜9時から翌朝迄のQSOを考え、久しぶりに出掛ける仕度を済ませた。 でも朝から小雨で、上がるのは明日の昼との天気予報だ。 TVは台風16号の風雨が西日本を中心に強い事を報じ、又しても出掛けるのを躊躇してしまう。 妻はそれを見越て、何かと野暮用を言い付ける。 若くない者には雨中の設営や撤収は辛いので、移動は又もや諦め、代わりにホームの21Mhz3エレで申し訳程度にトライする事に切り替える。 無線機のテスト 無線機を暫く動かして無いので、動作確認をする。 まずはZLOGにYODXのCFGとDATをDLする。ZLOGのCW−OPTIONを$Sに設定する。 YO(ルーマニア)は8点、他の大陸は4点、アジアの他国は2点で日本は0点とルール通りのポイントを仮想ログ上で確認。 試験電波も発射し、ヘッドホーンも大丈夫。これで開始の夜9時を待つ。 開始直前 果たしてこの時間にEU(ユーロッパ)の電波が入るのか覗いてみる日本とロシアのQSOは聞こえるが、それ以外は無い様だ。 開始時間になれば、CQ YOが聞こえるか否か心細い。 午後9時に21.000から上にCQ YO TESTを探し、順にCALLし、呼びに徹する作戦。 開始午後9時 21.020付近でYO局のCQを発見。 結構、けたたましい。焦る気持ちを抑えてCALLすると応答有り。 CWのバンド内を行ったりきたりしながら1時間で18QSO。YOが10局、CQ YO のフランスやイタリアにUゾーン局とQSO出来た。 YOからの電波は意外と強く、午後10時でもSは9迄振れている。 1時間で全て重複なので、SSBを覗いたらCWでQSOしたYO局がQRV中。 後は明日の午後に継ぎ足す。 深夜0時 風呂から上がり、寝る前に先程の周波数を再び覗く。 電離層の季節は既に夏から秋に衣替えを済ませている様で、数回ダイヤルを回したが、CW音は何も聞こえなかった。 これなら、明日は午後3時過ぎからEUは聞こえる可能性が強い。 TVのオリンピックニュースでは、ルーマニアの新体操が偶然流れており、こちらの方が華やかで有名。 朝9時 電離層が衣替えを済ませているなら北米の信号が聞こえる筈。 青梅市の防災訓練は台風16号の雨?で中止になったので、こちらを覗く何も聞こえないが、少し粘っているとPYのCQが聞こえた。 誰も応答していない。 間を置いてその周波数でCQ TEST YOを数分連呼したが、何の反応も無いのでやめた。 SSBも同様で、アジア局どうしのラグチューが聞こえるのみ。 午後3時 昼から雨が上がる予報は外れ、更に強くなる。 サーチするとR850Dが盛んにCQを出している 間もなくYO6のCQを発見し、今日の1局目をQSO。 他にもボチボチ聞こえるが昨日QSO済ばかり。 まだ信号が蚊細く、もう少し煮詰まる迄休止。 午後4時半 ようやく雨が上がったので、その間にスーパーへ買い物に出掛ける。 4時半から再開。でも昨日の局が殆どでNEWは?たまにはJAの呼び具合をワッチ。 当局ではQSO出来ないレベルでもしっかりQSOしているのには恐れ入る、アンテナの差と思う。 更には緩やかなフージングがあり、弱小の当局には波の上昇部でCALLを行う。 午後7時 そろそろ煮つまる時間だ。 蓋を開けると粒が不揃いで、強めの信号は全てQSO済。 その間に見え隠れする弱い信号を根気良く掴みCALLに繋げるが局数は僅か。 でも7時半頃にはそれらも雑音で隠され、YO局の信号も不確かに。 午後8時半、R850Dだけになったので終わりにする。 成績 35-QSO,200-POINTS,22-MULTI,4400-SCORE 涼を求めて 連続真夏日の最中に涼を求めて青梅市の御岳山の裏手にある岩石園を尋ねた。 綾広の滝から始まり七代の滝で終わる数Kmの沢沿いに遊歩道が整備されている。 岩石園と言う程にはいかめしくは無いそのひとこまの写真をご覧下さい。 ![]() |
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編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |