CQ WW DX SSB Contest
          参戦記
主催 : 
後援 : 
日時 : 2004年10月31日〜31日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄

 
 1W前の予報は晴だったので移動の準備を済ませていましたが、実は朝から小雨。
明日も雨の予報で、又もや移動を諦めました。
仕方無くホームの21用3エレで寂しくささやく事にしました。

 午前9時
 開始前から21.200Mhzの一番前の席を確保している北米の局に敬意を払いダイアルを合わせます。
1分前からCQとCALLSIGNの連続送信に変わり、CONTEST開始の直前モードになりました。
そしてCQ CONTESTを送り、うTC0時0分0秒直後に受信モードになった瞬間に、CALLしましたが、取って貰えず。
更なるCALLを何回も空振りして7〜8局目でやっと取って貰えました。
それでもZLOGの時間は9時01分で、最初のスタートダッシュは5QSO/分位の強烈なレベルです(相手のお話)。
ダイアルを回した次の局もCALLが殺到しており、開始直後の時間帯には呼び方は随分待つ様です(私のお話)。
ZONE5も聞こえますが、朝食で中断。

 午前10時
 朝食後に再開。CQを順に探し、そこでダイヤルを止めてCALLを繰り返す手順です。
朝食中にZONE5は消え去っており、QSOはいずれもZONE4や3ばかり。
開始時間帯ほどは待たないものの、1発コールで取れるのは珍しく、何局目かにやっと拾われる状態です。
北米の信号は強く、必ず応答が有るので、3エレレベルでも待つのに不安は有りません。
今日は家の掃除日で、又もや無線は中断。
移動に出掛ければ、無線三昧ですが、家に居るからには家事との抱き合わせになります。

 12時
 掃除を済ませ、無線機に戻ると、この時間でもZONE3は健在で喜ばしい。
SSNが高い時期なら当たり前ですが、天井と底の中間付近に位置する現在としては良いCONDXと言えます。
南米やオセアニアは勿論アジアの国々の電波も入り始め、北米のフェードアウトが近い事を伺わせています。
今度はXYLから昼食CALLが掛かりました。

 13時
 昼食後に再開すると既に北米はフェードアウトしていました。
東半球から西半球への幕間時間を利用し、XYLと買い物に出ましたが、雨足は朝より強くなっていました。
第2幕の最初はアフリカが入り易い時間帯ですので、珍局を期待しての帰宅です。

 14時半
 クラスターを見るとST(スーダン)が上がっています。
周波数を合わせるとかすかに聞こえます。
QSOは出来ない強さなので、あるいはと思いロングパスにアンテナを向けましたが、更に弱く外れです。
ショートパスに戻し暫く様子を伺います。
JA各局が次と次とQSOをしてますが、5エレや6エレの良いアンテナが欲しい瞬間です。
自分としてはこの周波数でワッチを続け、レベル上がって来るのを待つしかないのです。
そんな事を考えていると、お客が来たので中断!

 16時
 この時間は中国、台湾、モンゴルにシベリアのアジア諸国も聞こえますが、ヨーロッパのONE15のオンパレードです。
すこし経つと、合間にZONE14のスペイン、ベルギー、スエーデン、ドイツ、オランダとQSOが出来ました。
2時間を過ぎてもZONE14に切り換わる事無く、まだら模様で雑音が増え、今日のEUは閉幕です。
代わってオセアニアの局が雑音を抑えてクリーンに入りますが、局数は僅かで、今日は終わりとします。

 2日目朝8時半
 資源回収の用品を表に出したので、朝の無線時間を確保出来ました。
クリヤーな強い信号の多くは昨日QSO済なので、今日は少し掘り下げて探します。
この時間は北米中心でZONE5も多いですね。
パイルになってる局はカリブ地域で、クラスターの周波数と一致します。
コールが際限なく繰り返され、途切れた時 のCALLが拾われています。

 CQ CONTEST
 21.350を過ぎるとJAからのCQ CONTESTが並んでいます。
今回はコンデションが良いと見えて、そのCQに結構呼んで来ます。
CQを出して次々に呼ばれるのは快感で、それもアメリカから絶え間なく呼ばれればこの上は無いでしょう。
苦労してどこかDX-PEDITONに出掛けて呼ばれるのとは違い、JAに居ながらそれも適度に呼ばれています。
そんな人様のQSOを聞いているとうらやましい限りです。

 VOICE MEMORY
 朝は家族がまだ寝ていますので、声を出したり音をたててはいけません。
VOICE MEMORYに録音した.WAVの各DATAをZLOGの各FUNCTIONキーに割り付け、それを押して送信するので、声は出ません。
PCのAUDIO OUTをRIGのMIC INPUTに接続し、VOXをONにしてVRで反応レベルを合わせま
す。
ALCの振れでPCからのAUDIOのOUTレベルを調整すれば準備万端です。
受信時はスピーカーは鳴らさず、ヘッドホーンとなります。
この欠点はMICが無いので、録音されたパターンのみで他の質問には答えられません。
今回もQSY要請やJCCの照会を受けましたが、無反応で次に進みました。

 2日目は穏やか
 初日は開始が日本時間で午前9時でしたから2時間経過した11時でもいきり立っていましたが、今日は、昨日QSO済の局への重複QSOはないので、呼びもその分少ない様です。
又朝は7時頃からQSO可能な為に、11時では一段落した局は次の行動に移っているとも考えられます。
CONDXの良い時期では、この時間にカリブ局が聞こえ、GETするチャンスですが、今の時期にそれはない様です。
雨が上がったので、ここで又家事に切り替えます。

 午後2時
 シベリアから東欧が開ける時間帯。
U ZONEの局が沢山CQを出しており、端から順にCALLします。
強い信号なのに応答が無ければ弱気になり、弱い信号でも1発で応答が有れば、安堵する繰り返しです。
ロケ、アンテナの種類や高さに方向、無線機の種類と操作テクニック、現地でのQRM状況、体調や無線機周囲の環境等不明要素は多く、全ては完璧で無いと思われます。
過去何十回も交信した常連局が居て、短く名前を言われたりもするとニンマリします。
こちらも一言付加するだけで一瞬のエール交換が通り過ぎます。
ZONE16が中心ですが、15もちらほら聞え始めました。

 午後4時
 ホーンバンドの下半分となる21.300頃までSメーターは9の信号が林立しています。
世界最大のCONTESTでもあり、ヨーロッパからの参加局数が多く、QRMレベルも高くなります。
CQの中心周波数ではクリアーですが、少しずれると潰しあいとなっており、午前の北米以上の混み合いです。
呼び方もスイートスポットで呼びます。

 午後5時
 ZONE14が昨日より多く聞えます。
パイルアップに負け続けるので、MICプロセッサーを色々調整しましたがやはり駄目です。
プロセッサーを外し、MICゲインをいつもの10時から12時に単にあげたらCALL BACKあり、単純でした。
アフリカが聞えたので小1時間もCALLを続けましたが、取っては貰えませんでした。
最近パイルアップに参加してないので要領も悪いのですが、結論は電波が弱い事に尽きます。

 午後6時
 1局に長居をしていたらバンド内を雑音が覆い始め、各局の信号は総じて弱くなっています。
Sメーターは1に貼り付き、信号分だけ振れる状態で、先程までの谷間でも1まで降りなかったのとは反対です。
猛烈に強かった局のSも2〜3振れるだけとなり、終局を迎えました。
又盛り返す事も有りますが、いつまでも自分勝手をやってられないので、ここで終わりにします。

 成績
 21Mhz,207QSO、昨日も今日も約100局づつでした。
549POINTS,23ZONE,52CTY,41175SCORE

 11月3日は晴の特異日
 青梅は曇りでしたが、山梨県大月市は朝から晴れとのYAHOOの天気予報で、松姫峠に向かいました。
奥多摩は杉や檜が多いのですが、山梨まで足を伸ばすと自然の灌木が季節を教えてくれます。
奥多摩湖を過ぎる辺りから日が射し、松姫峠の駐車場はまだ早朝と言うのに満車でした。
榧の尾山(1429m)迄、往復5時間のハイキングでした。その一こまの写真です。


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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る