ALL JA Contest
          
参戦記
主催 : 
後援 : 
日時 : 2005年4月29日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄


 ルーフキャリア
 車には最初からルーフキャリアを付けていましたから、3年以上はまともに洗車していません。
シングルバンドの移動ではルーフキャリアは無くても不便は無さそうなのでここらで外す事にしました。
ガソリンスタンドで洗車したら、永年の埃と最近のスギ花粉が一掃され、我ながら見違える車の様です。でも車内の見栄えは変わらず、地道に掃除を心掛けます。

 開始時間は遅刻
 28日は出勤日なので定時で帰社して直行しても1〜2時間は遅刻します。
加えて28日がお通夜へ出席となった事から、29日朝早く移動運用へ出動する事にしました。
以前は毎月2〜3回は移動運用をしていましたが、今やJARLのメジャーコンテストすら部分参戦になっています。

 スタート
 午前5時前に家を出てポイントへ向かいます。
幸い同業者は無く、朝の光を浴びながらの設営で、午前6時半にスタートです。
実は入念にも先週ここで予行を行いました。その時に使ったSWRアナライザーのBP200が見当たず、本番の接続でCW−KEYBOARDへ 0を打ちながらSWRを確認した処まあまあでした。
7010kcには著名なマルチバンダーの面々がCQを出していましたので、敬意を払い順にCALLしました。
 
 7時半
 CQを出していると真上からかぶさられました。
ワッチをしてないのかそれとも当局の電波が弱すぎて聞えないのか原因は不明ですが、良 い気分はしません。
サイドから詰めて来るのならお互い様ですが。
430FMでも違法車から突然チャンネルを奪われる事がありますが、いずれも嫌な感じです。
車の方向へ日差しがまともに照りつけるのでサンバイザーで塞ぎましたが、時既に遅く、車内が熱い状態です。
ゆで蛙の話そのもので、窓を開けても効果が無く、思い切り薄着に変身しました。
1時間経過し45QSOで順調。

 9時
 今度は某クラブ局がCALLを連打しながら真上から降って来ました。
無抵抗で退散しAF-VRをMUTEして気持ちを落ち着けます。
ラップは109局なので1時間40局のペースを保てています。目標は朝から夜迄の2日目だけなので400局としました。
2日目の朝は、ハイバンドが動き出せば、ローバンドは隙間が出来る筈で、焦らずに進みます。

 新しい周波数の不安
 チャンネルを失うと次を探すのですが、ローバンドは狭いので簡単ではありません。
新たな周波数を探すには、QSO中の局と局の中間でSの振れが9以内で両サイドのCQが聞えない周波数が理想です。
現実は、Sが9を少し超え、前後のCQも小声で聞える処しかないのでBPFを200hzにして受信します。
最初は本当に呼ばれるか不安ですが、そのうち呼ばれ始め、やがて安堵します。

 11時
 朝から始めたので最初はまあまあ呼ばれ、40QSO/Hと比較し若干の貯金も出来ました。
ところが一通り呼ばれた10時半頃から急に閑散となりました。
いつ応答が来るかわからないCQを出すより、呼びに回れば少しは増えると思ってみても、CQを出している局は殆どここ数時間でQSO 済の局ばかりです。こうなれば早めに昼食にします。

 14時
 毎回再現される1時からの落ち込みを食い止める作戦として7.010.100を確保しました。
ハイバンドなら時々は最前列を確保し、CQを連呼していましたが、7MHZでは初めてです。
呼ばれる気がしましたが、気のせいか1時間で30局でした。
4時までに300QSOできれば、そこから最後までに400QSOを超える目標の実現が図れます。

 300QSO
 15時半に300局を達成しました。
強い信号は拾い易いのですが、弱い信号は何度か再送を依頼し、耳を傾けていると、突然CQが入ります。
長い時間に渡り受信のみでは空き周波数と思われてしまいます。

 BLACK-HALL 
 午後5時頃はハイバンドでもグランドウエーブが伸びる時間帯ですが、7Mhzでもその恩恵を授かり盛り上がりを見せました。
でも5時台の後半からその反動でBANDが死んだかの様に静まり、いくらCQを出しても反応が無く、BLACK−HALLにでも吸い込 まれたかと錯覚する程の空白でした。
それならば、こちらからCALLすれば応答が貰える筈で、CQを連呼している局を探しますがいずれもQSO済ばかり。
やっと次のQSOが出来たのは、BLACK−HALLに吸い込まれてから何と25分後です。
この後に本日念願の目標400局を達成しました。

400局達成
H:QSO:TOTAL
06 27 27
07 30 57
08 52 109
09 45 154
10 26 180
11 21 201
12 36 237
13 31 268
14 19 287
15 24 311
16 36 347
17 35 382
18 15 397
19 23 423
20  1 424

 19時台のCQは全てQSO済
 CQを出してもCALLが無く、呼びに回れどいずれもQSO済で、数回サーチしても1局もNEWは無い。
こうなれば、呼ばれるまで腹を決めてジッと待つしかないので、QSOをユックリズムに切り替えました。

 途中で帰る誘惑
 自宅のCONTESTなら気分転換方法は幾重にも有ろうが、移動先ではCONTESTに打ち込むしかありません。
装備に不安が無く、自分のモチベーションが高い時は、一心不乱に集中出来るので最高の環境です。
しかし、目標も無く呼ばれないとなれば、何回かは気を取り直ししても次は早退を考え始めます。
朝、ハイバンドが開けはじめるとローバンドはお客さんが減るが、この時に頭をかすめます。
昼食後、呼ばれないと眠くなり、帰っても一仕事出来るの時間なので、一仕事の手順まで考えたりします。
そして夕方のBALAK−HALL後なら陽の有るうちに撤収可能なので、その見極めに車外に出たりします。
そして車に戻りCQを出し、CALLが有れば、もう少し頑張ろうと思い今日も宵闇の中に居ます。

 20時で打ち切り
 21時の最終まで頑張るには、目標やモチベーションが今の自分には不十分です。
都心に居る息子が来る日でも有り、9時終了では帰宅が12時の深夜になります。
今帰れば、顔を見る位は出来る・・・との葛藤に負けて今日は20時で閉店としました。

 結果
 バンド  交信局数  得点  マルチ
    7 MHz      424       424      47
  合 計       424       424 ×   47  =  19928

ALL−JA,ACAGのバンドとQSO数の経緯
ALL-JA ACAG
BAND QSO BAND QSO
1999 ALL 892 ALL 611
2000 ALL 727 ALL 715
2001 ALL 704 21 386
2002 14 368 14 323
2003 7 374 14 249
2004 7 424 7 301
2005 7 424 ? ?
交信局数は昨年と偶然同数ですが、マルチは昨年の方が多く得点では低下しています。

 薬王寺
 つつじは今が最高の時期です。今年はこのALL-JAの前に2回、後に2回で合計4回尋ねました。
薬王寺は昨年もUPしましたので、今年は異なる方向からのものを3枚UPします。







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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る