フィールドデー コンテスト参戦記 電信電話マルチ部門全国 第23位 |
主催 : JARL 後援 : 日時 : 1999年 8月 7日 〜 8日 |
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄 |
アンテナ 3.5と7は2バンドDPで、3.5はトラップの短縮。14もDP。 21と28は各シングルCQ。50は4エレ八木。144・430・1200は 3バンドGP。3本ポールで6本アンテナのコンパクトな体制で臨む。 ポイント確保 今回は青梅市内の山の中腹ポイントを確保したが、北側だけしか開けていない。 ホームから手近なポイントを選択するからには、贅沢は言えない。 断続的に雨 上空は晴れているが、その下を通過する雲が時折雨を降らせる。その都度カッパを 着たり脱いだり、車の中に待避したりアンテナ設営したりを繰り返した。昼頃から 晴れに落ち着いた。 14DP BR−200で調整後に、無線機で最終測定をしたら14だけNG。SWRが2で フラット。昼間マッチング端子を踏んで割ったのが影響? 日曜の夜明け後に マッチング端子と同軸ケーブルを予備へ見込み交換したら正常になった。 スタートは50 50.250.1でスタートした。それなりにCALLを受けたが、私の電波が 数kc上の局の被りに弱いとのリポートから、意地を張らずにQSYした。 フレキMIC 6Dで試行しFDに合わせて改造したフレキMICセットを本番と言うのに忘れた。 電話でパソコンへ入力するには、片手でハンドMICを持ちながら両方の人差し指で キーボードを押す。入れ終ると片手のハンドMICのPTTを押しながら送話し、 その後前の要領で相手の番号を入力する。当初は不安だったが、やってみると意外と 簡単で気にならなくなった。 3.5 SSBでBAND内の隙間と思わしき場所でいざCQを出そうとワッチすると 弱いCQが出ている事が多い。恐らく自分の電波もこんな物かと疑う。 2日目の朝はフェードアウトする直前だったのか、CWはかすれかすれで聞き辛い。 7 SSBは呼ぶだけ。CWはコンデションの悪い早朝は信号の強さがまばら。 ある程度の強さが無い局は取り辛いが、昼間には強さも揃い、一応呼ばれる。 14 半開きでも結構飛び易いBANDなので初日の夜でもマルチをGET出来るのだが、 2日目の朝から遅刻参入ではそれも無い。しょぼいアンテナとコンデションの悪さの両面 から振るわず。 21 シングルCQでは、レーシングすると負ける。コールするタイミングで何とかGET したが、そうでもしなければズッと後回しにされ自信を喪失! 28 以前から穴場だけに局数は少なかったが更に少なくなった感じ? 終了間際にマルチ 稼ぎで意識的にCQを出したらポツポツ増えた。 50 以前は周波数確保のQSOが1時間前から派手に行われていたが、今や閑散。 携帯電話やインターネットの普及でHAM人口の減少がCONTEST界にも大きく影響している。 唯一開けている東北向けで半固定だ。7エリアからは期待したCALLが有り。 144 捨て難い周波数で、粘ればそれなりに増える。根強いファンがいる様だ。 430 メジャーコンテストにも関わらず、CONTEST周波数内でラグチューを散見。 GPでも振り切る強い局が存在。群馬移動の時と同じGPでも、やはり距離の ハンディは大きく都内は有利。 1200 CQを出す局を捜したが、案外少なくGPでは限界か? でも当局に聞こえない コールに応答している局を聞くと尚感じる。八木をこまめには回すのも億劫だし? CONTEST中断 全BANDを一巡したが一睡もせず夜明けを迎えた。でも2巡目で日が上がる時間には 前夜とは異なってCALL数が減り、その反動で睡魔が襲ってくる。今回は睡眠不足 から持病の頭痛が発火し、無線は中断した。 頭痛と吐き気 2Hの仮眠でズキズキ頭痛は回避できたが、依然芯が取れないので延長し4H仮眠。 それで一応収まり、ラスト1時間は思い直してオペレーションを続行した。 撤収作業では頭を下に向けると吐き気が込み上げて来たが我慢をする。 今後のCONTEST対策 今回の経験は始めてでは無い。恐らくこれからも年齢はかさむし持病は悪化するので より有り得る話。シングルバンドでは一巡後は暇で、深夜は充分仮眠する時間は 取れるが、その反面それ以降の暇に耐え難い。メジャーコンテストは今後どうしよう??? <結果> バンド 交信局数 得点 マルチ 3.5 MHz 68 68 28 7 MHz 77 77 33 14 MHz 21 21 18 21 MHz 54 54 15 28 MHz 36 36 17 50 MHz 163 163 14 144 MHz 55 55 11 430 MHz 49 49 11 1200 MHz 16 16 7 合 計 539 539 × 154 = 83006 JE1RRK 山崎喜久雄 |
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編集者 JR1CLL | RRK トップページに戻る |