DUTCH PACC Contest
          
参戦記
主催 : 
後援 : 
日時 : 2006年2月12日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄


 青梅マラソン
東京オリンピック(1964年:昭和39年)の翌年から始まったと言われる青梅マラソンは、市民マラソンとして有名である。
またその日は世界の3大CONTESTと言われるARRL-DX-CONTESTも行われる。
私は青梅マラソンの大会会場付近に住んでいるので、各種の大会役員を経験したが、ARRL-DX-CONTESTの方が興味が有るのは言うまでも無い。
今年もARRL-DX-CONTESTへの参加を狙っていたが、又しても当日の呼び出しが掛ってしまった。
無線は、その前週の『Dutch PACC Contest』に切り替えた。

 Dutch PACC Contest
 これはオランダとの交信だけが有効で、オランダの県の略号がマルチとなる。
日本からは001から始まる交信番号をRSTの後に送ればいい。
多くの国が催すCONTESTは、その参加を煽る意味から、周辺国のQSOもポイントになるケースの方が多い昨今だが、このCONTESTはオランダのみが有効である。
オランダはZONE14で、西欧の中心部に位置する事から、SSNが低いこの時期に果たして当局の電波が届くのか、何局交信が出来るか心配だ。
アンテナがOM並みに強力なら、そんな心配は不要だが、何せ2エレ八木なので心配は病むを得ない。
オランダと交信出来る時間は日曜日の午後となる事から、休み毎の掃除等の家事は全て土曜日に片付ける。

 午後2時
 ZONE15なら2時に聞こえても、ZONE14は少し早いかなとの予想だが、とにかく聞いて見る。
ヨーロッパロシアは聞こえるが電離層はまだウラル山脈を越えたばかりのようだ。大西洋まではまだ時間がかかりそうなので、テレビでも観て時間を潰す。
 
 午後3時
 ヨーロッパロシアからオランダを催促するCQ-TEST−PAが連呼されているので、暫く聞いていたが応答は無い様だ。
マイナーなCONTESTの場合は入感が少ないので、苦手の忍耐が必要。
久し振りなので念の為に、無線機が動作することをCQをだしている局を呼んで確認しておいた。

 午後4時
 そろそろ聞こえても良い時間になって来た。
オランダを催促するCQ-TEST-PAがアジアロシアの局からも出ているが、依然オランダからの電波は聞こえず。
16時26分ついに最初のオランダ局を見つけた。
結構な局が呼んだが、運良く1発で応答が返って来た。
県はZH:Zuid−Hollandだ。
この後にも2局見つけ、計3局になった。
その後もCWバンド内を何度も上下するが見つからない。
ARRL-DX-CONTESTならBAND内に沢山居るので、その差があまりにも大きい。

 午後5時
 電波は強くはならないが、入感局数はやや増えてQSO数は倍増したが、まだ一桁。
バンド内をジックリワッチすると、ユックリとCQを出し、丹念な異国同士のQSOが続いている。
かつては、私もそんな交信を楽しんだ時期もあったが、10年以上前から興味がCONTESTに偏り、今やそのようなQSOがかったるく感じる横着者になってしまった?

 3Y0X
 今日のこの時間は3Y0XのDx−Peditionが行われているようだ。
DXクラスターを見ると14,025.5でUP5−10となっている。
UP5からUP10kcまでは電信音がごう音と化している。
こんな状態で拾って貰える事は当局へは有り得ないので、分相応に諦める。
おかげでこのCONTESTの周波数はバンドエッジから25kC迄に狭められており、上半分の周波数はPeditionでマスクされている。

 午後7時
 依然として3Y0XのDx−Peditionが14Mhzで続いている。
夕飯の時間になったので今日のPACC−CONTESTは終わりとする。

 成績
 16(QSOS):16(POINTS)*6(MULTI)=96(SCORE)
16QSOで僅かだが、自分のアンテナを見れば、こんな成績で納得する。

 花の命は短い?
 先のHUNGARIAN−CONTESTでも掲載したシンピジュームの続編をUPします。
花の命は短いと言いますが、桜は1W程度で散ってしまうからでしょう。
でもこのシンピジュームの花は長く正月直前に咲き始めましたが、2月中旬の現在も咲いています。もうすぐ終わるのでしょうか、花びらは思い切り開いていますので。
HUNGARIAN−CONTESTでは3部咲きですが、今回の写真は8部咲きです。





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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る